本領発揮! 法大、大東大に快勝/東日本学生リーグ戦

2022.05.20

 3年ぶりに開催された東日本学生リーグ戦。衝撃の予選4位通過から一夜明けた2日目では、初日の反省から団体戦攻略の糸口をつかみ、法大と大東大にどちらも6-1で快勝。明日の最終戦の勝利へ向けて弾みをつけた。

 

◆5・18~20 東日本学生リーグ戦(駒沢体育館)

▼1部順位決定リーグ

 ◯明大6ー1法大 

 ◯明大6ー1大東大

 

 まさかの3連敗から1日。明大は4位リーグで2日目を迎えた。この日、1部順位決定リーグ第1ラウンドの相手は法大。先陣を切ったのは74キロ級の山崎然生(営3=いなべ総合)。山崎が先陣を切って勝利をもぎ取り、幸先のいいスタートを切る。続くは50-57キロ級の鴇田昇大(文4=足利大附)。「最上級生として、今大会の明治のエースとして流れを作ろう思った」(鴇田)。試合開始10秒過ぎに相手の足を取り2点先取すると、そのままローリングに持ち込み、開始40秒ほどでテクニカルフォール勝ち。圧倒的な強さを見せつけた。「無理にでも流れを作るためにスタイルを変えて臨んだ」(鴇田)。団体戦用に戦略を練ってきたことが功を奏した。その後、61キロ級の塚田京(農2=埼玉栄)は最終スコア8-0で快勝、続く清水大輔(営2=鹿島学園)も試合時間40秒ほどでテクニカルフォール勝ち。終わってみれば、チームポイント6-1で圧勝した。

 

 第2ラウンドの相手は大東大。明大は1試合目を取るも、2試合目を落としてしまう。ここから流れを変えたのは清水だった。試合開始1分30秒過ぎに4点を先取。その10秒後にはバックを取り2点を追加。そのままの勢いでテクニカルフォール勝ち。チームにいい流れをもたらした。その後は山崎、塚田、鴇田、そして谷津龍斗主将(営4=館林)がいずれも勝利。最終的にチームは6-1で勝利し、2連勝を果たした。

 

 1日目と大きく異なり、相手を圧倒し、快勝を収めた明大。「選手が主体的に攻めていけたことが今日の勝因になった」(森陽保監督)。リーグ戦は残り1試合。苦い経験となった今大会を最後は白星で飾ってほしい。

 

[末吉祐貴]

 

試合後のコメント

森監督

――今日、全体を通していかがでしたか。

 「今日は最低限の仕事は果たしてくれたかなと思いますし、選手も昨日の敗戦を生かしてくれたのかなと思います」

 

――ミーティングではどのようなことを話されましたか。

 「明大は今日勝ったところで喜ぶようなチームではないのにもかかわらず、喜んでしまったというのはしっかり反省して、次からはこの反省を生かして、最低限の1部8位まで戻さなければならないということを話しました」

 

鴇田

――どのように昨日から今日へ気持ちを切り替えましたか

 「気持ちを切り替えるのは正直大変でしたが、団体戦はもう経験することがないので、置かれた状況を楽しむしかないなと思いました」

 

――今日のプランはどのようなものでしたか

 「テクニカルフォール勝ちとかはあまりしないタイプなのですが、今日は自分から積極的に攻めて、1分以内に試合を終わらせようという気持ちで試合に臨みました」

 

――明日への意気込みをお願いします。

 「まだ、全勝で勝てていないので、明日は7-0で勝って、気持ちよく終わらせたいです」