
無念の4位リーグ 悔しさバネに2日目へ/東日本学生リーグ戦
7階級で争う団体戦、東日本学生リーグ戦が3年ぶりに開幕。初日は4チームでの総当たり戦が行われた。中大、育英大、日体大に惨敗。無念のリーグ予選4位通過で初日は幕を下ろした。
◆5・18~20 東日本学生リーグ戦(駒沢体育館)
▼1部予選リーグ
明大0ー7中大 ◯
明大2ー5育英大◯
明大0ー7日体大◯
「団体戦の難しさを感じた」(鴇田昇大・文4=足利大附)。第1ラウンドの相手、中大とは0―7でストレート負けを許してしまう。続く第2ラウンドの対戦校は育英大。チームポイント0―1で迎えた2回戦を務めたのは、50―57キロ級の鴇田だ。「チームの雰囲気を変えたかった」。試合前に太ももを強く叩き、気合十分で挑む。試合開始27秒、バックを取り2点を先取。その後も奮闘し、前半終了間近に2点を追加すると4点リードで折り返す。後半では、試合終了間近に得点を奪われる場面もあったが、最終スコア6―5で今大会初となる勝利を収めた。続く3試合目も清水大輔(営2=鹿島学園)が3―0で試合を制した。だが、勝利の流れは続かず2―5で明大は敗北。日体大戦も0―7で勝利とはならなかった。
「4位通過という現実に動揺している」。3年ぶりのリーグ戦初日は不如意な結果に終わった。鴇田は育英大戦で白星を挙げたが「僕の中では全然満足してない」と試合を振り返る。しかし、主力の選手がケガで抜ける中、明大の粘り強さが見えた試合だった。鴇田にとっても最後の団体リーグ戦。「当然明日は3戦3勝」(森陽保監督)。もう一歩も後には引けない。チーム一丸となって2日目に挑む。
[井手満菜]
試合後のコメント
森監督
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「残念ながら本来だったら3、4年生がレギュラーとしてやらなくてはいけなかったのが、ケガであったり自覚が足りなかったところがあって、下級生でチームを作らなくてはいけませんでした。そこには上級生がケガをしてしまったというのと、それに伴って本来使うべき階級で使えなかったということが敗因だったと思います」
――明日はどういう試合にしたいですか。
「本来はここで戦うチームではないのですが、当然明日は3戦3勝、それはやはり内容も伴うものにしてほしいと思います。それで次につながると思いますので」
鴇田
――監督からはどんなお声掛けをされたのですか。
「(中大戦で)負けてしまって、それでも怒ることは一切なく、『次はその僕の力が必要だから切り替えてくれ、この負けは仕方ない』と言ってくれました。勝てるような相手に負けてしまって切り替えるのはとても大変だったのですが、切り替えるしかないと思いました。(育英大戦で)切り替えられていなかったかもしれないですが、監督陣がきちんと握手して『ありがとう』と言ってくれました。(完全に)良かったとは思えないのですが、本当に最低限白星一つを挙げられたので良かったです」
――2日目の意気込みをお願いします。
「明日まだ時間があるのでしっかりと切り替えて、もちろん全勝でいきたいです。4位リーグで1位をとって、それでも良かったとは言えないのですが、本当に全員が勝てるようにしていきたいです。そして最上級生として、後輩たちにこのリーグ戦を経験してもらって、今年はこういう厳しい結果になってしまったのですが、来年からは期待できる後輩もたくさんいますし、今まで以上にいい結果を残してほしいです」
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