
鈴木渚 強気に挑むも粘り切れず敗戦/関東学生トーナメント4日目
曇天の中行われた関東学生トーナメント(以下、春関)4日目。鈴木渚左(国際2=野田学園)は過去2度敗れている慶大の4年生に挑んだ。狙い澄ましたショットで攻めるも、決め切ることができずベスト16で姿を消した。
◆5・9〜15 関東学生トーナメント(大宮けんぽグラウンド)
▼5・14
[女子シングルス4回戦]
鈴木渚 0{5-7、1-6}2 永田(慶大)〇
【女子シングルス4回戦:鈴木渚VS永田杏里(慶大)】
「最初はリズムをつくって自分のペースに持っていけるように心掛けていた」。第1ゲーム、言葉通り格上相手にも臆することなく攻め続けブレイクに成功。しかしその後は互いにゲームを取り合う展開に。4-3で迎えた第8ゲーム、サーブが決まらず相手にブレイクを許すと次のゲームも取られ逆転される。次のサービスゲームはキープするもデュースで粘ることができず、5-7で第1セットを落とす。
第2セットも流れをつかむことができなかった。第1セットではサーブミスが続いたが、途中からサーブのトスの位置とタイミングを修正。「入る気しかしなかった」と最初のサービスゲームを獲得した。しかしその後は相手の力強いショットに押し込まれてしまう。5ゲーム連取され1-6と力及ばず。三度目の正直とはならなかった。
鈴木渚の春関はベスト16で終わった。インカレ出場圏内のベスト32進出という目標は達成したものの、向上心は止まることを知らない。「一つでも多く勝って、ベスト8、ベスト4、優勝と目標は大きく頑張りたい」。鈴木渚は次に向けて前を向いていた。
[高橋佳菜]
試合後のコメント
鈴木渚
――格上相手にどのようなプランで挑みましたか。
「相手はフォアの角度がすごくて背も高い選手なので、ロブとかを使うと前に速く入れられたり、フォアで角度を付けられて速く展開されてしまうと思いました。最初はまずリズムをつくって相手とラリーをして、そこから自分のペースに持っていけるように心掛けていました」
――今日の試合の良かった点と課題点を教えてください。
「良かった点は先に自分から展開して決めるというプレーができたことで、課題点はしっかり決め切ることができなかったところと長いポイントの中で自分が我慢し切れなかったところです」
――監督とはどのような話をしましたか。
「自分のテニスは通用するということが分かりましたし、サーブで崩れてしまったところも立て直すことができたので、自信を持っていいと言われました」
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