
筑波大、日体大に途中苦しむも勝利 3年ぶりの優勝へ一歩前進/春季関東学生1部リーグ戦
開幕2連勝で迎えた春季関東学生1部リーグ戦(以下、リーグ戦)2日目。この日の相手は筑波大と日体大。苦しい場面も気持ちで押し切り、筑波大には4―1で、日体大には4―2で勝利。明大はいまだ黒星なしの4連勝を達成した。
◆5・11~15 春季関東学生1部リーグ戦(所沢市民体育館他)
▼5・12 対筑波大戦、対日体大戦(所沢市民体育館)
◯明大4―1筑波大
◯明大4―2日体大
この日も明大の勢いが落ちることはなかった。リーグ戦2日目、まずは筑波大を迎えた。先陣を切ったのは宮川昌大(情コミ3=野田学園)。一度対戦経験のある相手と一進一退の攻防を繰り広げるも、着実に2ゲームを先取する。「2-0でリードした時、絶対競るのは分かっていた」(宮川)。この言葉通り、試合は2-2となり、勝負は最終ゲームまでもつれ込んだ。「もう技術より気持ちの面で勝とうと思った」(宮川)。このゲームは最後まで気持ちを相手よりも前面に出し続けた宮川に軍配が上がった。その後、松田歩真(商2=野田学園)が危なげなく勝利。続く安江光博(政経1=明徳義塾)は敗れてしまうも、ダブルスで宮川・山本歩(商2=出雲北稜)組が後輩の敗戦をカバー。そして、ラストは手塚崚馬(政経2=明徳義塾)が相手を寄せつけず3-0で圧勝し、4-1で筑波大を下した。
次に迎えた相手は日体大。1番手の宮川、2番手の松田がどちらも3-0で完勝し、チームに勢いをつける。3番手は前日に敗北を喫した平賀龍生(文2=明豊)。「迷いや不安があったが、思い切って、自信を持ってプレーしようと思って試合に臨んだ」(平賀)。ミスをして天を仰ぐ場面もあったが、前日の悔しさを晴らす勝利を手にした。しかし、ダブルスの宮川・山本組、シングルスの川村大貴(政経4=遊学館)が連続で敗北してしまう。この悪い流れを断ち切ったのは山本。「ダブルスで負けていたので、しっかりと気持ちを切り替えた」(山本)。強烈なフォアハンドを何度も決め、相手を圧倒し、3-0でストレート勝ち。明大は4-2で勝利し、開幕からの連勝を4に伸ばした。
今季リーグ戦、チームはいまだエースの不在を感じさせない。ただ、真価を問われるのはこれからの試合だ。「本当に強くて伝統のある3連戦なので一戦一戦気を抜かずに臨みたい」(松田)。残すは同じく4連勝中の早大、専大。そして、中大戦。明大は優勝を争う強豪たちを迎え撃つ。
[末吉祐貴]
試合後のコメント
宮川
――ダブルスを振り返ってみていかがでしょうか。
「1試合目の内容は悪くないし、良かったのですが、2試合目は出だしの1、2ゲーム目がリズムに乗れませんでした。3ゲーム目からやっとリズムに乗れるようになったのですが、0-2からのスタートだったので苦しかったです」
――2日目を終えて疲れはありましたか。
「日体大戦の時は疲れていたのですが、思っていた以上にプレーできていました。しっかり今日休んで明日に向けて調整していきたいと思います」
平賀
――試合を振り返ってみていかがですか。
「試合内容的にはまだまだかなっていうところがあったのですが、勝ち切るというところでは泥臭くてでも1本取りにいけたので良かったかなと思います」
松田
――明日に向けて意気込みをお願いします。
「個人としても団体としても必ず全勝で優勝したいと思っているので、強い気持ちを持って戦いたいと思います」
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