
470級は3位、スナイプ級も粘り見せ総合4位/関東学生春季選手権
8位以内で関東学生秋季選手権のシード権が与えられる今大会。明大からは470級・スナイプ級ともに3艇ずつの合計6艇が出場した。470級が3位、スナイプ級も6位と奮闘し総合4位という結果を収めた。
◆5・7〜8 関東学生春季選手権(葉山港)
▼470級――3位
▼スナイプ級――6位
▼総合――4位
470級では、今村紗栄(商4=長崎工)・後藤玲音(政経2=明大中野)組が5レース全てで1桁順位と安定した成績を残した。途中、休航や風向きの変化によるポイントの変更などがあったが「それらを考慮に入れた上で左右されることなく自分たちのコースを引けたのが良かった」(今村)。また1日目に課題となったスタートに関しても「2日目は前に出そうとした結果、うまくいったレースもあった」(今村)と修正力を見せ、470級勢、3位という好成績に大きく貢献。それでも「運が味方してくれたことも大きい」(後藤)と今回の結果に決して満足することはない。強みであるボートスピードを活かし、さらなる高みを目指していく。
スナイプ級では、冨永祐大(法4=高松商)・坂田裕也(政経3=柏陽)組が、5レース中4レースで15位以内とこちらも安定感を見せた。2日間ともに風が不安定だった今大会。「普段練習しない風向きからのレースとなり、コースを引くのも簡単ではなかったが勉強になった」(冨永)。全日本学生選手権(以下、全日本)への通過点と位置付けた中で多くの収穫を得た。しかし、470級勢の3位に対し、スナイプ級勢は6位。「ペア間のコミュニケーションが足りなかった。明大の順位を下げてしまって申し訳ない」(坂田)。収穫点とともに悔しさや課題も残る今大会となった。
6月下旬に行われる関東学生個人選手権(以下、個選)は、全日本に向けての試金石となる重要な大会。「練習をしっかり積み重ねて、その成果をしっかり出せるよう緊張せずに頑張りたい」(坂田)。今大会で得られたものを個人戦、そしてチームの目標である全日本総合優勝へとつなげていきたい。
[冨川航平]
試合後のコメント
今村
――今大会のためにどのような練習をしてきましたか。
「スタートを中心とした練習に多くの時間を割いてきました。元々その位置にキープできなかったものができるようになり、今日のレースではその練習の成果を出すことができました。ここから半年ないくらいの時期に全日本があるのでさらに精度を上げていきたいです」
後藤
――全体を振り返っていかがでしたか
「難しいレースが多くありましたが、運が味方してくれたこともあり、いい結果を出すことができました」
坂田
――今大会で見つかった課題はありますか。
「僕は冨永さんに頼っている部分が大きいので、冨永さんの負担を減らせるように今後はやっていきたいです」
冨永
――今後への意気込みをお願いします。
「個選では自分たちの心配はしていないです。あとは常にやっていることを落ち着いてできるかが、僕たちの順位のカギになってくると思うので、練習を積み重ねていきたいです」
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