明大対決は飯田に軍配 7人がシングルス2回戦突破/関東学生トーナメント2日目

2022.05.10

 2日目を迎えた関東学生トーナメント(以下、春関)。男女ともにシングルス2回戦が行われ女子はシード勢も登場した。男子は3人、女子は4人がシングルス3回戦進出を決めた。

 

◆5・9〜15 関東学生トーナメント(大宮けんぽグラウンド)※無観客で実施

▼5・10

[男子シングルス2回戦] 

 ○ 徳 2{6―3、6―2}0 小泉(日大)

 ○町田 2{6―0、6―2}0 三田(早大)

  宮永 0{1―6、2―6}2 小久保(早大)◯

  河内 0{4―6、4―6}2 森田(法大)〇

  野田 0{2―6、3―6}2 藤岡(早大)〇

  横田 0{0―6、4—6}2 飯田(明大)〇

 〇飯田 2{6―0、6―4}0 横田(明大)

  太田 0{0―6、2―6}2 脇坂(慶大)〇

 

[女子シングルス2回戦] 

 〇竹本 2{6―1、6―2}0 長谷川(山梨学大)

  徳安 1{6―4、3―6、3―6}2 木塚(山梨学大)〇

 〇大沼 2{7―6、6―4}0 猪川(法大)

 〇鈴木渚2{6―1、6―0}0 狐川(山梨学大)

 〇丸山 2{6―0、6―1}0 松田(早大)

 

【男子シングルス2回戦:飯田翔(商2=足利大付)VS横田大夢(政経3=足利大付)】

 明大対決であり同校出身対決を制したのは飯田だ。知っている相手だからこそ試合前に対策を考えて挑んだ。積極的に打ってくる横田に対して無理に対応せず「チャンスが来た時に打つ」。相手のミスを誘うためにめりはりをつけることを考え冷静に試合を進める。

 

 第1セットを6―0でストレート奪取するも、セカンドセットに入ると横田も勢いを増し、2ゲーム連取される。「ここで相手にキープされたら絶対に負ける」(飯田)。集中力を一段と上げ、3ゲーム連取し返す。その後も攻防が続くもののリードを守り抜き6―4で勝利を決めた。先輩との試合を楽しむ気持ちが飯田を3回戦へ進める動力となった。「一戦一戦目の前の試合に集中して戦っていきたい」(飯田)。昨年度のリベンジのためにも着実に勝ち上がるか、注目だ。

 

【男子シングルス2回戦:太田翔(法2=大分舞鶴)VS脇坂瑠衣(慶大)】

 「自分のプレーが全くできなかった」。強豪・慶大選手と対戦した太田は実力を発揮できなかった。得意のサーブがうまくはまらず、フォールトでポイントを失う場面も。「一からやり直し」と次への課題が見えた。第1セットは0―6で奪われてしまう。切り替えが求められるものの「ネガティブになってしまった」。普段練習しているコートと違うため、ボールの滑るスピードが速く対応できず、さらに焦りが増す。気持ちの強さがミスにつながり第2セットも2―6で終えた。全日本学生選手権予選から勝ち上がることが次の目標だ。試合中にミスが出ないかがカギとなる。

 

 明日はシングルス3回戦、ダブルス2回戦が行われる。明日のシングルスには徳航太男子部主将(営4=法政二)、竹本萌乃女子部主将(政経4=高松北)も出場予定だ。主将を含め明大勢が明日以降どこまで戦えるのか期待だ。

 

[出口千乃]

 

試合後のコメント

飯田

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「ファーストセットはもともと(相手が)高校の先輩でもあって、ずっと練習をやっていたのでどんな相手かは知っていました。やることを試合前から決めてそれを続けました。相手のミスが多かったので自分から攻めるよりかは相手のミスを誘うようなプレーを心掛けてやっていました」

 

――2セット目は攻防が激しいなと思いましたが、やっていてどう感じていましたか。

 「ファーストセットよりはエースを取られるようになって気持ち的に焦るところもありました。サービスゲームは1回だけしか落としていなかったので、しっかりキープしてどこかでブレークできればという感じでいけたので焦らずに今日はプレーできたからかなと思います」

 

太田

――インカレ予選までに克服していきたいことはありますか。

 「やはりミスが多いので、ミスを減らすこととやはりサーブから展開できるポイントをもっと増やしていきたいなと思います」