
男子 粘りを見せるも一歩及ばず 表彰台逃し4位/関東学生春季1部リーグ戦
表彰台まであと一歩届かなかった。1日目は昨年度首位の早大に1-4で敗戦。続く国学院戦でもファイナルまでもつれ2-3で敗北を喫した。切り替えて臨んだ2日目。今大会首位の日体大にこそ敗れたものの、東経大、法大にいずれも競り勝ち、収穫を得た大会となった。
◆5・7~8 関東学生春季1部リーグ戦(白子町サニーテニスコート)
<男子>
<1日目>
明大1―4早大○
明大2―3国学院大○
<2日目>
○明大3―2東経大
○明大3―2法大
明大1―4日体大○
前年度6位に沈んだ明大。初戦は前回覇者・早大との一戦となった。1組目ダブルスには鈴木竜弥(法4=東北)、金山勇波(営2=霞ヶ浦)ペア。後衛・金山の勢いのあるボールがさえわたり、前衛・鈴木の絶妙なボレーも決まるが、相手のコースを突いた攻撃に苦戦を強いられ勝利を逃す。2組目ダブルスには佐藤亜結夢(法1=東北)、辻花陸(営1=能登)の1年生ペアが出場。負けはしたものの、力のあるショットが決まるなど若い戦力の台頭に希望も見えた。その後3組目ダブルスも敗れると、「盛り上げていくぞ」。4組目ダブルスに向かう池口季将(政経3=市立高田商)の一声が曇天のコートに響いた。1組目の雪辱を晴らすかのようなコースで攻めるゲームを展開し、見事勝利。「向かっていくテニスができていた」(田中)と、敗れはしたものの、チームの雰囲気は良好だった。
2戦目の国学院大戦は1組目ダブルス、2組目ダブルスともにファイナルまでもつれる展開に。前衛の巧みなボレーや、クロス展開での後衛の粘りも光り何とか2試合をモノにする。勝利まであと一歩となったところの3組目シングルスで敗れると、4組目ダブルスには田中駿平主将(営4=上宮)、白川雄己(農3=尽誠学園)ペア。「ゲームを取り切れない部分が多かった」(田中)と振り返るように、ファイナルで競り負け、そのまま3試合を落とし敗戦を喫した。
2日目の東経大戦では、初戦こそ敗れたものの、佐藤、辻花の1年生ペアが勝利をあげ、勢いそのままに2-3の接戦を勝ち切ると、続く法大戦でも最終ゲームまでもつれた試合に競り勝った。最後の相手は日体大。1-4のスコアで敗戦を喫すると、日体大が今大会1部リーグでの優勝を決め、明大は4位という結果に終わった。
惜しくも表彰台を逃す結果となった明大。「部員全員で力を合わせて」(金山)。悔しさを糧に、明大はさらに強くなってみせる。
[栗村咲良]
試合後のコメント
田中主将
――新チームになって初のリーグ戦の雰囲気はいかがでしたか。
「体育会の学生だけではなくて一般生も入ってきてくれているので、いい刺激になって取り組めていると思います。」
鈴木
――ボレーが決まっていました。
「強気で攻められているときはボレーだったり積極的なプレーができるのですが、リードしてから相手が開き直ってきたときに攻められずに逆転を許してしまったので、最後まで強気でプレーすれば勝てていたのかなと思います。」
金山
――インカレへ向けて意気込みをお願いします。
「去年はコロナウイルスによってインカレがありませんでした。また、今の4年生は2年連続インカレが中止になっています。なので、今年のインカレは部員全員で力を合わせて4年生に日本一をプレゼントできるように頑張ります。」
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