
春季リーグ5戦目 中大にフルセットの激闘の末初勝利/春季関東大学1部リーグ戦
リーグ戦5回戦の相手は中大。第1セットは圧倒された場面も多かったが第2セット中盤からチームの雰囲気が変わり、試合の主導権を握る。その後第3セットを接戦で落とすと、第4セットは意地を見せ、30点超えの熾烈(しれつ)なラリー戦を制した。最終第5セット。両者譲らない展開となったが、最後は3連続ポイントで試合を締め、フルセットの激闘を制して春季リーグ初勝利を挙げた。
◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)
▼5・7 対中大戦(会場名非公開)
〇明大3{15―25、25―20、23―25、31―29、15―13}2中大
<スターティングメンバー> (ローテーション順)
OH工藤有史(政経3=清風)、MB溝井健太(商3=洛南)、OP西崎康真(文3=清風)、OH澤口将太郎(法3=札幌藻岩)、MB安井恒介(政経4=市立尼崎)、S神園洋(法4=札幌藻岩)、Li武田大周(政経3=松本国際)
3セット目
OP西崎⇄OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)
先取したい第1セットは相手の勢いに押され落としてしまう。続く第2セット。序盤はリードを奪われる展開となったが「自分が途中から入って雰囲気を変えられた」(坂本)。連続ポイントが増え、その流れのままセットを取り返すと、第3セットは終盤にブレイクを奪い、一時は5点まで開いた点差を一気に縮める。しかしサーブミスが目立ち、セットを奪われてしまった。
後がない状態となった第4セット。「試合前から『やってやる』という気持ちが強かった」(工藤)。粘りを見せ、長いラリーを何度も制す。またこの試合初のサービスエースやブロックポイントを決めるなど好プレーを連発。最後はデュースが続いたが工藤や坂本の思い切ったプレーで、フルセットに持ち込んだ。迎えた最終セット。「自分たちは攻めるしかないと思った」(安井)。一進一退の攻防が続くも終盤にブレークを決め、一気に勝利を手繰り寄せた。
次の相手は慶大。「今日の勝利をいい流れにして、浮かれずしっかりやっていきたい」(工藤)。今季リーグ戦初の連勝に期待だ。
[七海千紗]
試合後のコメント
安井
――山田選手、坂本選手が入って試合の雰囲気が変わりました。下級生に対する評価はいかがですか。
「日頃の練習から声を出す選手たちなので気を遣わないで思い切ってプレーしてほしいです。自分たちのプレーに集中すればもっといいパフォーマンスが出来ると思います」
工藤
――工藤選手の活躍が目立った試合でした。ご自身で振り返っていかがでしたか。
「自分は最後に頼られるポジション。決められるところもありましたが、ミスも多かったのでそこを修正してミスの少ない選手になりたいです」
坂本
――今日の試合から見つけた課題はありますか。
「サーブミスが多かったのでサーブの練習を中心に行いたいです。サーブを安定させ、試合で決められるように頑張ります」
関連記事
RELATED ENTRIES