
後半追い上げるも前半の失点が響き国士大に敗戦/関東学生春季1部リーグ
春季リーグ戦1分4敗で迎えた相手は国士大。前半は相手に主導権を握られ、6点ビハインドでハーフタイムを迎える。後半は多くのチャンスがあったが、決定力に欠けた。開いた点差は大きく、試合終盤に追い上げを見せるも敗れ、6試合を終えて1分5敗となった。
◆4・16〜5・22 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼5・7 対国士大戦(国士大多摩体育館)
明大23{10―16、13―11}27国士大◯
6戦目の相手は高めに出てくる立体ディフェンスが特徴的な国士大。立ち上がりを苦手とする明大は開始1分たたないうちに先制点を許してしまったことで相手のペースに。さらに、前半18分過ぎに明大が1人退場者を出したのが響き、点差は最大7点に広がってしまう。流れを変えたい明大は衣川敦人(理工4=愛知県立旭丘)が途中出場。あまり点が取れていなかったサイドから2得点を挙げるも点差は縮まらないまま、10―16で前半を終えた。
前半終了間際に主将が退場したため、明大は後半の頭から1人少ない状況で試合に入った。開始直後は相手キーパーがスーパーセーブを連発し、なかなか得点を決めることができない。その後ゴールをこじ開けるも、3人の退場者を出すなどし、差を埋めることができない明大は後半21分過ぎにタイムアウト。「勝ちが必要だったので走って点数を取る」(尾谷浩希・法2=愛知県私立愛知)。もう一段階エンジンがかかり、残り5分で5得点を挙げるも23―27で試合終了。今季勝ちなしの5敗目を喫した。
リーグ戦の6戦目を終えたが未だ勝利が遠い明大。もう後がない14日の順大戦は「次こそ勝てるよう切り替えて頑張っていきたい」(尾谷)。明大は次戦の結果次第で入替戦も見えてくるため、残り3戦を背水の陣で臨む。
[末吉祐貴]
試合後のコメント
加藤良典監督
――具体的な課題は何ですか。
「ディフェンスで1対1で崩されたり、守っているギリギリの部分で最後フィニッシュを決められたりしてしまいました。ディフェンスの精度を高めるのと、個々の1対1がしっかり強化していかないといけない部分だと思います」
衣川
――前半を振り返ってみていかがですか。
「立ち上がりはそれほど良くはなかったのですが、ずっと1点差、2点差で取って取られてという試合展開でした。本当はどこかで2、3点とこっちが連取して、点差をつけなければいけないところで中盤で10―7ぐらいから14ー7ぐらいのところで離されてしまったというとこで、今振り返ればそこで試合が決まってしまったなと思います」
尾谷
――後半は前半より良かったと思うのですが、いかがですか。
「結局自分たちで流れをつくってもいらないところで退場して相手に流れを持っていかれて、自滅で負けたかなという印象が強いです」
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