
後半追い上げるも順大に惜敗/関東大学女子選手権
接戦を勝ち切れなかった。今回の相手は2部Aに所属し格上の順大。前半はミスが重なり、点差をつけられ苦しい展開。しかし、第3Qに守備から流れを作り巻き返す。勢いづいて臨んだ第4Qに3Pシュートを決め同点に追いつくが、あと一歩届かず。惜しくも敗北したが、格上相手に善戦した。
◆4・23~5・8 関東大学女子バスケットボール選手権(各大学体育館)
▼5・1 対順大戦(駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)
明大53{9―19、12―16、20―9、12―18}62順大○
スターターは、PG沖咲月(文3=埼玉栄)、PG新林未悠(理工2=湯沢翔北)、SF神山南帆(文1=白鷗大足利)、SF佐藤美玲主将(文4=安城学園)、PF山本涼菜(文2=浜松開誠館)。
先日行われた初戦に勝利し迎えた今試合。前半は順大のペースで試合が進んだ。第1Qでは「全くシュートが入らず、流れが作れなかった」(山本)と攻撃で精細を欠く。守備でも順大の速攻に押され10点差をつけられてしまう。その後も外からのシュートを止められず相手のペースのまま試合が進んだ。リバウンドで相手に優位を奪われることが増え、点差は縮まらない。厳しい状況が続き、21―35で前半を終えた。
前半の課題を踏まえ、臨んだ第3Q。「守備をこつこつと行い、ルーズボールやリバウンドを取るなど小さいことができ、流れがでてきた」(沖)。細かい部分を徹底し失点を抑え、アウトサイドの選手が攻撃に参加し着実に得点した。ここで明大は一挙に20点を奪い、点差を3点まで縮める。そして、勝敗の決する第4Q。開始早々、神山が同点の3Pシュートをファウルをもらいながらも決める。明大ベンチの盛り上がりは最高潮に。しかし、決定機となるフリースローを外し、勢いに乗り切れなかった。その後、連続で3Pシュートを決められ、再び順大がペースを取り戻す。以降は追いつくことはできなかった。結果として序盤のミスが響き53―62で惜しくも敗北した。
今試合について「練習試合で格上と試合を行った際20点ほど離されていたが、今回は内容の良い試合となり手応えはあった」(沖)と前向きに振り返る。厳しい状況が続き我慢を強いられた今試合。格上相手に大きく点差をつけられず、チームの粘り強さが見られた。今季はまだ始まったばかり。今後のチームの成長に期待したい。
[戸部匡貴]
試合後のコメント
沖
ーー順大は格上のチームですがチームでどのようなことを話しましたか。
「相手を見るというよりはオフシーズン明けからしていたことをやって、それができない場合、次見つかった課題をやろうと積み重ねてきたのでこの1週間は自分たちのルールを徹底することを話していました」
山本
ーーシュートが決まっていたように見えましたがいかがですか。
「3Pシュートが前半入ったのは、仲間がドライブして、いいパスしたことがきっかけだったのでこのような形を増やしていきたいです」
ーー今後の目標を教えてください。
「常には難しいですが、最初から100%の力を出せるようにしたいと思います。」
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