
東洋大に快勝 白鷗大戦に駒を進める/関東大学選手権
春季トーナメント戦2戦目。対戦相手は東洋大。前半は苦戦を強いられたものの、選手の交代を経て徐々に点差を縮めていき快勝した。次戦は白鴎大に挑む。
◆4・23~5・8 第71回関東大学選手権(大田区総合体育館など)
▼5・4 対東洋大(大田区総合体育館)
○明大90{14―15、28―17、22―15、26―20}67東洋大
スターターはPG平松克樹(情コミ2=福岡大大濠)、SF田邉太一(情コミ3=福岡大大濠)、SG吉村公汰(営4=土浦日大)、PF伊藤治輝(政経2=桐光学園)、PF小河原幹太(営2=八千代松陰)。
開始直後、伊藤の3Pシュートから試合は始まる。「ゲームの入りが緩くなってしまった」(田邊)と、序盤は東洋大にリードを許し苦しい展開となった。しかし第1Qの途中、1年生の針間大知(情コミ1=福岡大大濠)の出場で流れが変わる。ルーズボールやディフェンスリバウンドで流れを自分たちに引き寄せて着実に得点を重ね、第1Q終了時には1点差まで追い上げた。続く第2Qも平松のアシストや小河原のリバウンドで自分たちの流れを維持し、一気に相手を引き離す。その後もさまざまな選手が得点をつなぎ、攻めのディフェンスで相手を圧倒。結果は90―67で文句なしの勝利を収めた。
やはりチームの核となるのがPGの平松だ。相手の強い当たりを物ともせず、果敢にボールを運んでいく。常に相手のスキを狙い、バックコートから粘り強いディフェンスを見せた。オフェンスでは広い視野で味方をアシストし、チームの得点に貢献。「受けじゃなくて自分たちからやろうと話をした」(平松)と、次戦も積極的なプレーに期待がかかる。
次戦の相手は、昨年度のインカレ王者である白鴎大だ。「自分たちから攻めるバスケットボールをしていきたい」(平松)。相手がどこであろうと自分たちのプレーは揺るがない。強豪相手に善戦なるか。
[尾崎陽菜]
試合後のコメント
田邊
――今日の試合を振り返ってみていかがですか。
「前半の悪い流れを後半で修正できたのは良かったと思いますが、前半緩く入ってしまったのが今日の反省点かなと思います」
――新入生はいかがですか。
「1年生は試合中でも積極的にアタックできる選手が多いので、結構戦える選手たちだと思います」
伊藤
――今日の自身のプレーの点数は何点ですか。
「ケガ明けで一昨日の試合も5分しか出られなかったので不安はありました。ただ、後半になるにつれてチーム全体に合うようになっていったので、自分の点数だと60点くらいです」
――1部で戦っていくためにどのような気持ちでいますか。
「1部となると留学生はザラにいると思うので、その中で自分たちのサイズが小さい分どのように戦っていくのかというのは、カギになってくると思います。白鴎大は留学生とかがいて高さは1部の中でも高い方なので、チャレンジャーという気持ちで頑張っていきたいと思います」
――明日の白鴎戦はどのような意識で臨みますか。
「自分たちの高さがない分、ディフェンスで相手の何倍も動いてプレーしないと絶対に勝てない相手なので、オフェンスよりも明日はディフェンスに力を入れて戦おうと思います」
平松
――チームでどのような目標を持って試合に臨みましたか。
「次戦の相手が白鴎大ということを意識せず、まずは目の前の相手を圧倒して勝ということを目標にしていました」
――今日の相手の東洋大はいかがでしたか。
「相手もレベルの差があるということは分かっていたので、プレッシャーをきつくかけてきました。そこで自分たちが受け身になってしまったので、その点では東洋大の方に流れを持っていかれたかなと思います」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「悪くはないですが、特別良いわけでもないので、しっかり試合だけじゃなくてアップなどからチームの雰囲気を上げていきたいと思います」
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