
後半で突き放される 筑波大に敗戦/関東学生春季1部リーグ戦
昨年度の全日本学生選手権(以下、インカレ)の雪辱を果たす一戦となるはずだった。前半を1点ビハインドで折り返すと、後半は開始12分までで両チーム合わせて15得点が入る点取合戦に。しかし、その後は確実に点数を重ねる筑波大に離され30―37で試合終了。開幕からいまだ勝ちなしの1分4敗となった。
◆4・16〜5・22 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼5・1 対筑波大戦(立大新座体育館)
明大30{18―19、12―18}37筑波大◯
今試合の相手は昨年度や3年前のインカレでベスト4を争い、敗れた因縁の相手である筑波大。ホイッスルが鳴ると苦手とする立ち上がりを克服した明大は、安定した強力なディフェンスで簡単には得点を許さない。しかし、10分過ぎに退場者を1人出してしまったことで流れが大きく変わり、最大5点差をつけられるなど完全に相手のペースに。立て直しを図るため残り6分のところで一度タイムアウトをとった明大。タイムアウト後は流れを取り返し一気に6得点を重ね、あと1点というところまで筑波大に迫った。
勢いそのままに迎えたかった後半。開始直後は点の取り合いとなった。ここで守り切れず、得点を取り切れなかった明大はじりじりと、されど着実に点数を離されてしまう。ディフェンスでは「一対一の強度と隣との連携がよくなかった」(可児大輝主将・政経4=中部大春日丘)。その後も得点を与えてしまい、後半は一度も流れをつかむことができず試合終了のホイッスル。30-37で春季リーグ四つ目の黒星となった。
リーグ折り返しの5戦目を終え、白星が一つもない明大。7日に行われる試合の相手は立体ディフェンスを得意とする国士大。筑波大の立体ディフェンスに少しずつ対応したオフェンスにこの1週間でさらなる磨きをかける。次戦こそチーム一丸となり今季初勝利をつかむ。
[堀純菜]
試合後のコメント
可児
――初勝利に向けてチームはどのようなことを意識するべきでしょうか。
「今下級生がかなり試合に出ていて、コートに立っている4年生が3、4人なのですが、ずっと4年生だけで出るのは厳しいので、出てない時に3年生がもっと声を出したり、リーダーシップをとれたりする人がいないんですよね。そういう選手が出てくるともっと良いチームになるのではないかなと思います。4年生でも(試合に)出れていない選手がいるので、そういうプライドと自覚持って試合に臨めたらなと思います」
武良悠希(政経3=北陸)
――筑波大のイメージはいかがですか。
「フィジカルが強いイメージです」
――ディフェンスの時にどのような意識をしていますか。
「真ん中よりはアウトに、サイドで(シュートを)打たせることを意識してやっています。キーパーによっていろいろ細かいところは変わるのですが、中央で打たせないのは意識しています」
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