
新進気鋭!ゴルフ部ルーキーインタビュー第1弾
今年度は男女ともにAブロックでの戦いに挑む明大ゴルフ部。新年度を迎え、全国から3人の加入が決まった。今回はルーキーたちにこれまでの歩みと明大での目標を伺う。第1回は生光学園ゴルフ部1期生として主将を務めた村上美空(法1=生光学園)選手のインタビューをお送りします。(この取材は3月22日に行われたものです)
――ゴルフを始めたのはいつですか。
「幼稚園の年長から始め、試合に初めて出たのは小学校2年生くらいだったと思います。父が偶然ラウンドをした小学生の女の子のマナーが周りを見ることができていたので、スポーツを通してすてきな子になってほしいという思いがあり始めました」
――生光学園ゴルフ部の1期生ですが、どのようなきっかけで入部しましたか。
「一緒に入部した同級生が以前から友達で、四国大会や全国大会で会うとても仲が良い友達でした。その友達がもともと生光学園の中学校に通っており、ゴルフの団体戦のエントリーが3人からだったので、自分も声を掛けていただきました。それまでは父とゴルフをしてきたのですが、親元を離れることになるので両親に頼み込んで『行っていいよ』と言ってもらいました」
――1期生ということは、前例がなかったということですよね。
「そうですね。自分たちが先輩にこうしてもらったということがないので、どうしたらいいか分からなかったです。私は中学生の時は部活ではなく父と練習をしていたので、部活を経験していないです。先輩がどういうものなのかもいまいちつかめず、最初は苦戦しました」
――高校時代、練習していく中で成長を感じる部分はありましたか。
「私はボールが本当に飛ばなくて。友達とラウンドをしたり、練習をしたりすることがありましたが、50ヤードくらい離されました。私はその時身長155センチくらいで、どちらかというと細かったです。トレーニングもランニングばかりやっていました。これはダメだと思い、高校1年次から食べるトレーニングも頑張り、体重を増やして、高校3年次にはその友達と変わらないくらい飛距離が出せるようになりました。飛距離が伸びるとゴルフが全く変わるのでまだ完成形ではないのですが、ドライバーの飛距離はもちろん、アイアンから番手が2番手くらい変わるほどに飛距離が伸びました。そこが1番成長できたと思います」
――トレーニングは自主的に始めたのですか。
「そうですね。高校1年の時、ゴルフ部の監督と話して、8月で一通り試合が終わり、9月から5ヶ月間、1ヶ月で1キロ増やそうということを始めて、それができなかったら2月の合宿に参加しないと決めて本気で体重を増やしました。当時は食べることがとてもつらくて、泣きながらご飯を食べ、『もう嫌だ』と言っていました。今は食べることは好きです。トレーニングコーチの方がいて、その方も体重管理やトレーニングを見てくださり、周りの方のサポートがありました」
――かなりストイックに追い込んできたのですね。
「そうですね(笑)。同級生の3人が居たから頑張れたと思います」
――高校3年次のときは主将を務めていたのですか。
「そうです。監督は最後の年に私をキャプテンにしようと1年生の時から考えていてくれたみたいです」
――主将をやってみていかがでしたか。
「後輩が入ってきて、厳しく言うときは言わなければいけないですが、何でもかんでも怒る必要はなく、部としてまとめていくことが難しいと感じました。高校3年生の時は女子3人男子3人で仲が良かったのですが、1年生の時は男女でぶつかることもありました。自分たちが先輩となると、私たちがぶつかっている場合ではないので、部としてやっていくために後輩の声を聞くようにしていました。男子の主将や女子の同期など、相談できる人が周りにいたのでやりやすかったです」
――4年間を通してどのような選手になりたいですか。
「スポーツ推薦で入学させていただいたので、私が花渕里穂さん(令4営卒)や高木美咲さん(営3=近大新宮)を見て感じたように『先輩みたいな人になりたい』と思われる人になりたいです。ゴルフはもちろん、人として『この人すてきだな』と思われるようにしたいです」
――大学での目標を教えてください。
「まずは団体戦でリーグ優勝をするのが目標です。高校生の時も日本一になりたいと思っていましたが、それはできなかったので、その悔しさを生かしてリーグ優勝を果たしたいです。明治大学に入るきっかけがリーグ優勝をして日本一になった動画を見たことです。『リーグ優勝をした明治大学』というものに感動して、大学生でもゴルフとしっかり向き合いキラキラしているなと思ったのが初めでした。私もリーグ優勝をして後輩たちに明治大学のすてきさを伝えられたらいいなと思うので、まず1番はリーグ優勝です。その後は、個人でも日本学生選手権や日本女子アマチュア選手権の上位を狙っていきたいです」
――ありがとうございました。
[守屋沙弥香]
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