
中大に競り負け 初勝利遠く/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグ第4戦の相手は昨年度全日本学生選手権(以下、インカレ)王者の中大。スピードのある相手に対して、前半は積極的なディフェンスを見せ、試合のペースを握る。しかし、3点リードで迎えた後半は流れが一転。相手に守備の穴を突かれる場面が増え、防戦一方の展開に。逆転を許すと、悪い流れを改善できず敗戦。またしても課題の後半でつまずき、勝利を逃す結果となった。
◆4・16〜5・22 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼4・24 対中大戦(法大多摩体育館)
明大29{17―14、12―20}34中大◯
開幕3試合でいまだ白星なしの明大。何としても勝利をつかみたい第4戦の相手は昨年度、圧倒的な強さを見せた中大となった。チーム力の高い相手だけに、立ち上がりから苦戦を強いられるかに思われた。しかし「やりたいディフェンスができていた」(加藤良典監督)。立大戦で課題となった立ち上がりのディフェンスを1試合で修正。前から積極的にプレッシャーをかけるディフェンスで、試合の主導権を握る。前半を終始優勢で進め、3点のリードを持ってハーフタイムへ。
初勝利に向けて、後半も流れをつかんで試合を優位に進めたかった。しかしながら、後半スタート直後に連続で失点。3点あったリードを失うと、中大が勢いを取り戻し苦しい時間が続く。可児大輝主将(政経4=中部大春日丘)の個人技で何とか食らいつくも、息を吹き返すことはできず。「全員の足が動かなくなっていった」(荒田隼弥・法3=洛北)。終盤に逆転を許すと、ラスト5分は一方的な試合に。最終的には5点差をつけられ、黒星を喫した。
「修正点を整理して次戦を迎えたい」(加藤監督)。4試合で白星ゼロと苦しい試合が続くが、後半になるとディフェンスが緩くなるという明確な課題も見つかった。筑波大戦に向けてチーム一丸となって修正し、昨年度のインカレのリベンジを果たしたい。
[細田裕介]
試合後のコメント
加藤監督
――今日の振り返りをお願いします。
「前半の立ち上がりからいいスタートが切れて、自分たちがやりたいディフェンスをしっかりやって速攻で点を取るハンドボールができていましたが、後半それが継続できなかったのが敗因かなと思います」
可児
――今試合の収穫と課題を教えてください。
「負けが続いていて勝つことの難しさというのを感じました。逆に言えば、一つ勝ってしまえば流れに乗れるのかなと思っているのでしっかり勝ちたいです」
石田知輝(農4=洛北)
――次戦への意気込みをお願いします。
「ずっと勝ちがなくて悪い流れが続いているので、もう一回この1週間で本当に真剣に話し合って課題を克服していければと思います」
荒田
――次戦への意気込みをお願いします。
「負け続けで負けられないので来週までチームで修正して、あと5戦リズムに乗っていけるようにしたいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES