
序盤の大量失点響く 立大に惜敗/関東学生春季1部リーグ戦
立ち上がりの出来が勝敗を分けた。春季リーグ初白星を懸けて臨んだ今試合は立大との対戦。序盤から相手に主導権を握られ、一時は6点差をつけられる苦しい展開に。後半12分に逆転を見せたものの、最後に連続失点を喫し敗戦。2敗1分で春季リーグ3試合目を終えた。
◆4・16〜5・22 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼4・23 対立大戦(法大多摩体育館)
明大27{13―17、14―12}29立大〇
「大輝さん(可児主将・政経4=中部大春日丘)だけに頼らずにみんなでやろう」(谷口尊・商3=北陸)。日本代表合宿参加のためチームを離れていた大黒柱を迎えて臨んだ立大戦。しかしながら「ディフェンスが良くなかった」(加藤良典監督)と序盤から相手の速攻を生かしたプレーに翻弄(ほんろう)され、失点を重ねる。また、攻撃面もなかなかシュートが決まらず前半10分過ぎには2―8と大きくリードを許したところでタイムアウト。「もう一度落ち着いて、仕切り直そう」(可児)。そこからはディフェンスで流れを手操り、オフェンスへつなげるという本来の動きを取り戻していく。前半終了間際には「自分が決めるという気持ちでいった」と細野聖太(商1=中部大春日丘)が2本目のシュートを決め、4点ビハインドで前半を終えた。
粘りを見せた後半戦。相手のミスからチャンスをつくり、次第に点差を縮めていった。そして、後半12分には谷口のシュートがゴールネットを揺らし、22―21と逆転に成功。その後も速攻からのシュートで得点を量産し、流れを明大のものとした。このままの勢いで勝利をつかみたいところだったが、終盤に同点に追い付かれてしまう。点差を引き離そうと果敢に攻撃に挑んだがボールを奪われ、2連続失点となったところで試合終了。「最後はシュートミスが多かった」(細野)と勝負どころで決定打に欠いた。
春季リーグ3試合を終えていまだ白星なしの明大。それでも「立ち上がりの悪さが敗因」(谷口)と課題は明確だ。次戦は昨年度のインカレ王者・中大との対戦。厳しい試合が予想されるが、序盤から良い流れをつかみ、白星を目指したい。
[永井涼太郎]
試合後のコメント
加藤監督
ーー前半のシュートの決定率が悪いように見えました。
「シュートまではいっていたけれども、抜けた後のフィニッシュの部分が甘かったのでそこは個人の課題になってくるかなと思います」
可児
ーー今日の試合の振り返りをお願いします。
「チームとして課題に掲げているのが最初の10分と後半10分はしっかりやってと言っているんですけれども、結局立ち上がりが本当に悪かったです。硬くなっていたのか分からないですけれども、そこが課題です。ズルズルなってしまったというのはありましたね」
谷口
ーーハーフタイムで話したことはありましたか。
「しっかりディフェンスから守って速攻でつないでいけば逆転して勝てるということをハーフタイムで話しました」
細野
ーー明日の試合に向けて意気込みをお願いします。
「明日勝ってそのまま全部勝ち続けたいと思います」
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