上位に食い込み踏み出す王座への第一歩/関東学生リーグ戦
今年度初となるリーグ戦が開催された。全日本学生男女王座決定戦(以下、王座)への出場権が懸かった今大会。上位5位以上でその切符を手にすることができる。今試合では男子が6位、女子が5位と、お互いに上位に就くことができ順調な滑り出しとなった。王座進出には次戦の結果がカギとなる。
◆4・16~24 関東学生リーグ戦(夢の島公園アーチェリー場)
▼男子 明大――6位
女子 明大――5位
「雰囲気よく、明大らしくプレーできた」(小坂悠真・商4=佐倉)。慣れない会場だったものの明大は明大らしく、どの大学の選手たちよりも声を掛け合い、チーム一丸となって大会に臨んだ。その空気感は選手たちにいい影響をもたらす。副将を務める小坂は個人では14位。さらに、舘柾臣(法2=N)も23位と好成績を残し、上位26位以内に入れば出場権が与えられる日本学生東日本大会への道を目前とした。また、前半調子が出ない状況でも「チームの応援が個人的にはかなり支えになった」(薩摩定士・商3=東京都市大付)と、気持ちをうまく切り替え後半では本来の実力を発揮した選手も。個人競技でありながらも、チーム全体で一体となり王座という大きな一つの目標へ歩みを進めた。団結した明大は、誰にも止めることができない。
特に4年生にとっては最後となるこのリーグ戦。「悔いのないようにみんなを明るい雰囲気で引っ張って行きたい」(檜垣安沙奈・法4=British International School of Wroclaw)と、次戦への意気込みを語った。男子は5位の法大と3点差であり、かなりの接戦である。一方女子は4位の慶大と6点差と、こちらも僅差であり、さらに上位を目指す。男女共に次戦は負けられない戦いとなるが、一致団結という明大の強みを生かし、王座への切符を手に入れることは間違いない。
[清水優芽]
試合後のコメント
小坂
――今試合はどのような目標で挑みましたか。
「今回12チーム中上位5位が王座に出場できるので、チームとしてはそこに出場するために5位までに食い込むことを目標としていました。個人としては、男子上位26位に入ると日本学生東日本大会に出場できるので、そこを目指しています」
池田栞捺(農4=下関西)
――明大の雰囲気はとても良かったですが、雰囲気づくりに関して何か話したのですか。
「いえ、それはいつも通りという感じですね。自分の思う射じゃなくても暗い顔をせずに前を向いていこうということはずっと続けていますし、あまり応援などができない試合にもだいぶ慣れてきたので、いつも通りできたかなと思います」
島田沙紀(商4=淑徳与野)
――今試合はどのような目標で挑みましたか。
「テンポよく明るく楽しく打つという事を目標としていました。テンポよく打つというところはできなかったけれど、残り半分の明るく楽しくという部分はできたので良かったと思います」
髙橋ひとみ(法4=明大中野八王子)
――次戦への意気込みをお願いします。
「今明治が5位ということで、このまま順当にいけば王座に出場できるので、このままの結果を維持しつつ、4位の慶應に食らいついていく姿勢を見せられるプレーをできればと思います」
武井叶生(政経4=フェリス女学院)
――どのような目標で臨みましたか。
「来週もリーグ戦がまだあるので、今週で確実に5番目以内に入り、来週も同じくらい頑張って王座に行こうと思っていました。5番目以内という目標は達成できたので、それはすごく良かったかなと感じています」
檜垣
――会場の雰囲気はいかがでしたか。
「普段点数を取っている大学の人たちも結構外しているという声を聞いたので、みんな緊張しているんだなという印象はありました。その中でも明治は明治らしく、私たちだけで楽しくプレーしていたので、そこは本当に強みだと思うし、楽しくやれて良かったと思います」
大本創太(営3=東京都市大付)
――今試合はどのような目標で臨みましたか。
「一言でいうとチームを引っ張る存在になることです。8人選手がいてその中に3、4年生が合わせて3人しかいないという数少ない上級生の中で、後輩たちの緊張をほぐしてあげて、かつ、点数でも引っ張っていけるような存在になりたいと思っていました。ただ、実際にやってみると難しかったです。自分としてもリーグ戦というのは初めてで、言ってしまえば2年生とも同じ立場ではあるのですが、引っ張らなくてはいけないという気持ちが強くてうまくいかないことが多かったです」
薩摩
――次戦への意気込みをお願いします。
「今回の試合は1戦目と2戦目の平均点で競う試合で、1個上のチームと3点差という接戦なので、個人的にはまだまだ実力的に点数を伸ばせる部分もあると思います。この1週間で調整して、絶対にこの3点差を縮められるように頑張ります」
早野明日実(政経3=明大中野八王子)
――次戦への意気込みをお願いします。
「先輩や後輩のかっこいい姿を見て、もっともっと頑張れると自分でも思ったので、そこを目標にして次戦も頑張りたいと思います」
佐藤瑠美(商2=明大中野八王子)
――試合を振り返ってみていかがでしたか。
「最初は緊張したのですが、だんだん緊張もほぐれてきて、割といつも通りにプレーできたので良かったかなと思います」
舘
――試合を振り返ってみていかがでしたか。
「個人としては少し集中力な足りない部分があったかなと思います。全体的にはみんな楽しんでプレーできていたので素晴らしかったと思います」
中田廉太郎(法2=希望ヶ丘)
――会場の雰囲気はいかがでしたか。
「自分自身はかなり緊張していたのですが、どちらかというと自分はムードメーカーなので、ムードをつくろうと思っていました。自分の点数とは関係なしに雰囲気をつくれたので、会場の雰囲気は非常に和やかになったのではないかと思います」
藤本悠人(法2=青山)
――次戦への意気込みをお願いします。
「メンバーにまた選ばれるのであれば、それにふさわしい点数を残せたらいいなと思います。あとはチームをもっと元気づけることに貢献できたらいいなと思います」
矢野月海(法2=新島学園)
――良かったと思うプレーはありますか。
「50メートルの最後の射のときに60点満点のところを59点取り切れたので、そこが大きかったと思います。それができた一因としては、コーチ陣からの助言もありつつ、スコーパーの人たちが声を出して盛り上げてくれたことがあるのかなと思います」
山岡大悟(文2=浜松北)
――次戦への意気込みをお願いします。
「結構緊張にのまれてしまった部分があります。今回この夢の島という射場を体験できたので、来週はこれを踏まえて緊張にのまれずに600点に達するようにたくさんいい射を出したいと思います」
吉田麗生(法2=明大中野八王子)
――会場の雰囲気はいかがでしたか。
「思ったより楽しい雰囲気で周りが盛り上げてくれたので、いい雰囲気だったのですが、1年で一番大事な試合というだけあって、今までで一番緊張しました」
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