
春季リーグ2戦目 絶対王者相手に善戦もストレート負け/春季関東大学1部リーグ戦
王者の壁は高かった。リーグ戦2回戦の相手はインカレ5連覇中の強豪・早大。格上の相手に対し善戦するも早大を追い詰めることができず、ストレート負けを喫した。
◆4・9~7・10 春季関東大学1部リーグ戦(小田原総合体育館他)
▼4・17 対早大戦(小田原総合体育館)
明大0{23―25、17―25、20―25}3早大◯
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH工藤有史(政経3=清風)、MB望月太一朗(営3=清水桜ヶ丘)、OP坂本雄大(政経2=市立尼崎)、OH澤口将太郎(法3=札幌藻岩)、MB安井恒介主将(政経4=市立尼崎)、S近藤蘭丸(文1=東福岡)、Li武田大周(政経3=松本国際)
勢いに乗るためにも先取したい第1セット。この試合が大学デビュー戦になった近藤が存在感を放つ。「気負わずに自信を持ってやってくれたらいい」(安井)。そんな上級生の期待に応えるかのように鮮やかなトスワークで攻撃をつくり、中盤には強気なツーアタックで自ら得点を重ねる。それでも「大事な場面でサイドアウトを取れなかった」(近藤)。あと一歩届かずセットを落としてしまった。
続く第2セットでは早大のスピード感のある多彩な攻撃に翻弄(ほんろう)され主導権をつかむことができなかった。終盤までは3点差で食らいついていたものの、相手の完成度の高いサーブアンドブロックを前に連続得点を許しセットを奪われてしまう。後がない状態で迎えた第3セット。序盤で長いラリーをモノにし、3連続ブロックポイントを決めるなど流れを明大に引き寄せたように見えた。しかし「サーブの質やブレークを取るブロックを仕掛けるなどあと一歩のところを早大は徹底していた」(安井)。スキのないバレーを前になかなか得点することができず、最後はブロックアウトを取られ試合終了となった。
「つなぎの部分と粘り強さで差が出た」(工藤)。悔しい結果に終わったが、自分たちの課題がよく見えた試合になった。「自分たちのやるべきことをやればいいゲームができる」(安井)。目指す目標に向けて着実に前進している。
[入谷彩未]
試合後のコメント
安井
――試合を振り返っての手応えや収穫はありますか。
「サイドアウト1つにしてもBパスから早大は決めてくるのに対して、自分たちはワンタッチ取られたりしたので、平日の練習は切り替えしの練習をやっていきたいなと思います」
工藤
――試合中の下級生への声掛けする姿が見られました。
「下級生は緊張していたので、まずは自分たちがそのプレッシャーから解放させてあげることを意識してやっていました」
――今日見つかった反省点はありますか。
「一番安定しとかなければいけないポジションなのでもっと安定感を持つことと副将なのでチームを鼓舞できるようにしていかないといけないと思いました」
近藤
――試合後は安井主将と何を話されましたか。
「今日のクイックが合わなかったことの反省と、これから1週間どう調整して次の試合に臨むのか話し合いました」
――今後の意気込みをお願い致します。
「明大が勝つために必要な選手となれるよう日々努力して、強い明治を取り戻し日本一に導きたいと思います」
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