
仲間の声援に力もらい 堀見リリーカップ優勝/リリーカップカナガワ
神奈川県の強化選手の選考を兼ねる今大会。明大から唯一出場した堀見華那(商2=愛知みずほ大瑞穂)は79.82を記録し見事優勝を収めた。
◆4・17 リリーカップカナガワ(KOSÉ新横浜スケートセンター)
今大会が行われたのは堀見の練習拠点のリンクであるKOSÉ新横浜スケートセンター。FS(フリースケーティング)の「ガーシュウィン『ピアノ協奏曲ヘ長調』」を披露した。2本目のジャンプである3回転ルッツは回転不足で転倒しそうになったもののなんとかこらえると、リンクの仲間から励ましの声と拍手がおこった。その後は立て直し3つのスピン全てでレベル4を獲得。柔らかい表情でのびのびと滑り切った。演技後には仲間に向かって笑顔を見せた。
大型ルーキーが入学した中、結果を残した堀見。部内での全日本学生選手権の出場権争いはますます激しいものになるだろう。『やっぱり明治がナンバーワン』。今年度の明大は、間違いなくこのスローガンを達成する。
[堀純菜]
試合後のコメント
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「全体の出来としてはそんなによくなかったのですが、かなり体が動いていて音に合わせて踊るのはできていたと思います。今日はパンクしないというのが目標で、最初少し(ジャンプが)うまくはまらなかったのですが、その後は一応回転することができたので良かったと思います」
――試合前に先生からどのような言葉を掛けられましたか。
「ルッツが6分間練習ではかなりいいのが跳べて今日は跳べるかなと思っていた時に、先生から『ルッツ跳んだらアイス買ってあげるよ』と言われて(笑)。『よし頑張るぞ』となりました(笑)。回転が少し足りなかったのですが跳べました(笑)。(買ってもらえそうですか)どうですかね、回転が足りていないので微妙です。『最後まで諦めずに楽しんでね』と言われました」
――試合後はどのような言葉を掛けられましたか。
「試合後は『練習では見たことないくらい体が動いていて練習でもそのようにやりなさい。常にそうやって本番ぐらい全力で練習からやらないとこれより上にいけないよ』と言われました。体が疲れているなという日もあるのですが、それでもやらないといけないなと思いました」
――東日本選手権の後はどのような練習をしましたか。
「12月、1月ぐらいでジャンプがあまり跳べない時期があったのですが、諦めずにとりあえず曲でパンクしないということを目標に全部回転して、締めるというのをやってきました。少しずつよくなるかなと思ってくじけずにひたすらやりました」
――今年度の目標を教えてください。
「昨年度は全日本選手権(以下、全日本)にいけなかったのですが、今年度は枠も増えていると思うので、全日本にいけるように3回転3回転の連続ジャンプなどを練習して全日本にいくことが目標です」
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