
終盤に追い付かれ引き分け 初勝利逃す/関東学生春季1部リーグ戦
春季リーグ初戦を落とした明大。2戦目は東海大を相手に初白星を狙った。試合は立ち上がりから効果的にディフェンスが機能し、試合の主導権を得る。相手の良さを消す試合運びを見せ、リードした状態で前半を折り返す。しかし、試合終盤に近づくにつれ攻守に精彩を欠く場面が目立つ展開に。終了間際に同点を許すと、勝ち越しゴールを奪えずそのまま試合終了。初勝利は次戦以降にお預けとなった。
◆4・16〜5・22 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼4・17 対東海大戦(立大新座体育館)
明大29{16—13、13—16}29東海大
日体大戦では終始思うような試合展開に持っていけなかった明大だが、今日は「ディフェンスで狙いの形ができていた」(加藤良典監督)。前半は上からのロングシュートを封じ、サイドに受け流す守備が機能。東海大の攻め手を消すと、堅守速攻の形で立ち上がりから得点を量産する。その中でも特に石田知輝(農4=洛北)は前半だけで8本のシュートを決め、得点源として躍動した。3点のリードを持ち、勢いのまま試合を折り返す。
迎えた後半は、一転苦しい時間が長く続く展開に。開始直後は前半同様スキのないディフェンスで相手を寄せ付けない。しかし、後半10分を過ぎたあたりから攻守両面でミスが増え、徐々に劣勢の展開に。「終盤足が止まってしまった」(加藤監督)。疲労により前半はうまく機能していた守備も粗さが目立つようになり、終了直前に同点に追い付かれてしまう。「ゲームのコントロールができていなかった」(石田)。残り15秒で訪れたフリーでのシュートチャンスも決め切ることができず、あと一歩のところで白星を逃す形となった。
次戦は日本代表合宿で離脱中だった可児大輝主将(政経4=中部大春日丘)がチームに戻る。「残りを全勝する気持ちで」(衣川敦人・理工4=旭丘)。頼もしい主将と共に団結し、目標であるリーグ優勝を目指す。
[細田裕介]
試合後のコメント
加藤監督
——今日の試合を振り返っていかがですか。
「ディフェンスは今日は足が動いていました。真ん中を厚く守り、サイドで勝負できていたので良かったですが、相手のサイドからの得点が14点なので、そこは少しやられ過ぎたなという印象です」
——次戦はどのような戦いをしたいですか。
「シンプルにディフェンスをしっかりとやって速攻で点を取るのと、オフェンスで2人3人と連動して組み立てられるように、セットオフェンスができればと思います」
衣川
——次戦への意気込みをお願いします。
「今年度は可児やスタッフ陣と相談して春季リーグと秋季リーグで優勝を目指そうと話していました。残り7試合厳しい試合になると思いますが、しっかりと勝ち切って7連勝して優勝争いに食い込めるようにしたいと思います」
石田
——次戦への意気込みをお願いします。
「可児も戻ってきてもう一度チーム一丸となって、しっかりと修正できるところは修正して臨みたいと思います」
川久保拓郎(農3=高知中央)
——チームの雰囲気はいかがですか。
「可児さんがいませんが、あの人がいなくても頑張るといった感じになっています。雰囲気はいい感じなので、可児さんが戻ってきた時に良くなるのではないかと思います」
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