男子エペ 力及ばず無念の敗戦/日本学生カップ

2022.04.16

 フェンシング部の2022年度がついに幕を開けた。4月15日~17日に開催される第3回日本学生カップの2日目。明大からは男子エペに3人の選手が出場した。大竹諒(営3=岐阜各務野)と大浦成之(営1=米沢中央)がトーナメントに駒を進めたが、結果は振るわなかった。

 

4・15~17 第3回日本学生カップ(駒沢体育館)

男子エペ 大竹――19位、大浦――65位、村田――72位

 

 1年生にとって初めての個人戦出場となった今大会。村田一公(理工1=米沢中央)はトーナメントに出場できる足切りラインにあと一歩及ばず予選敗退。大学生の壁を強く感じる結果となった。一方、大浦は予選を60位で突破し、迎えたトーナメント1回戦。「自分らしいフェンシングができるよう頑張った」(大浦)。相手を誘ってできたスキを突くプレーを得意とする大浦。最初は自分のペースで試合を進めることができたものの「3点目の同時突きの頃から、変に焦ってしまった」(大浦)。相手にリードを許し、そのまま追い付けず敗北。ルーキーの初陣は悔しい結果となった。

 

 「いつもより少し調子が悪かった」(大竹)。それでも予選を全勝で終えた大竹は、トーナメント2回戦も相手に大きく点差をつけて圧勝した。続く3回戦の相手は高身長に加え、グリップが棒状になっているフレンチタイプの剣を使った相手。さらに相手のリーチが長くなり「距離感をつかむのが難しかった」(大竹)。初手から6点連続ポイントを許し、試合は完全に相手の流れに。完敗を喫したものの、全日本選手権への出場切符を獲得した。

 

 次戦は5月10日から始まる関東学生連盟リーグ戦。現在、明大エペは2部に在籍している。4年生が抜け、大竹と1年生2人のフレッシュなメンバー構成だが「練習では結構うまくできている」(大竹)。団体戦は初めてとなるが「流れを崩さないように頑張っていきたい」(大浦)。大会まで残り3週間、さらに精度を上げ1部昇格を目指す。

 

[正野真由夏]

 

試合後のコメント

大竹

ーー予選プールは全勝していましたが、振り返っていかがでしたか。

 「予選は結構しっかり動けていて、無駄な失点を減らして勝つことができたので良かったと思います」

 

ーー今日の調子はいかがでしたか。

 「いつもより少し調子が悪かったです。予選は何とか全勝することができて、トーナメント2回戦も楽に勝つことができたのですが、3回戦は完璧に力負けしてしまいました」

 

ーー1年生2人は大竹選手から見ていかがですか。

 「まだ入ったばかりで慣れない環境の中でやっているとは思うのですが、練習は結構うまくできていると思います。練習でできていることを本番でもできれば、もっと上位を目指せると思います」 

 

大浦

――今大会で見えた課題はどういった部分だと思いますか。

 「とても緊張していたので、緊張をなくすことと、練習の密度を上げていくことが課題だと思います」

 

村田

ーー今大会が初めての大学の大会だと思うのですが、対戦を振り返っていかがでしたか。

 「大学生は今まで戦ってきて強くなっている方向性が違っていると感じました。そういったところも含めて戦術とかも考え直さなければいけないと感じました」