森健闘も社会人相手に敗北/全日本選抜体重別選手権

2022.04.05

 東京五輪代表選手など全国から実力者が集まった今大会。明大からは森健心(文3=大牟田)が出場。迎えた初戦は延長までもつれ込むも指導がたまってしまい反則負け。全国の壁の高さが分かる大会だった。

 

◆4・2~3全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)

▼90キロ級

森――初戦敗退

 

 「何もさせてもらえなかった」。初戦に当たったのは大学時代、全日本学生体重別選手権で2連覇をしている長澤憲大(パーク24)。「実力的にも上。先に攻めることを意識した」。試合は重く技をなかなか出すことができない展開。「投げられなくても指導を与えながら自分のペースで試合をする」。しかし、逆に指導を2つ取られてしまい、延長戦へ。粘ったものの反則負けとなってしまった。試合後は「(相手は)技出しが早いのと、組み側の技を受けすぎてしまった」と反省を語った。

 

 次大会は5月下旬に東京学生優勝大会がある。こちらは今大会と違い、学生のみの大会だ。「まずは自分のイメージしたこと、練習したことを出していかなければいけない」。あえなく初戦敗退となってしまったが、課題は見えた。いつまでも下は向いていない。「試合に対して勝つんだという気持ちを全面に出していかないといけない」。次大会では森の覚悟が見える試合が待っている。

 

[菊地秋斗]