(3)後輩に伝えるラストメッセージ/4年生を送り出す会

2022.03.22

 3月19日、和泉キャンパスで卒業する4年生を送り出す会が行われた。今年度は出場した団体戦全てで優勝した明大。今回はそんな素晴らしい功績を残した4年生が後輩に伝えたメッセージをお伝えする。

 

 第3回は坂井杏菜(商4=晃華学園)、細井彩花(法4=明大中野八王子)、丹羽桃子(文4=淑徳巣鴨)のメッセージです。

 

坂井

 「拳法部に入って本当に4年間濃い毎日で引退して4カ月たった今でも他のマネジャーと話しても思い出話が尽きないくらいいろいろなことがありました。日本一など貴重な経験をさせていただいて、支えて下さったOB、OGの方々、同期、後輩のみんな本当にありがとうございました。これからはOGとして陰ながら応援させていただきます」

 

細井

 「私は拳法部でマネジャーをやっていて部活外の方から冷たい言葉を掛けられることがありました。例えば『マネジャーをやっていて何が楽しいの』とか『チームが強いから楽しいの』などびっくりするような言葉を掛けられました。それに対して私はそう思っていないのに返答できない自分がいてずっと答えが出ないまま4年間続けてきました。私自身も『なんで続けているのだろう』と答えが見えないままやっていたと思います。ただ引退していろいろ考えてみると、この部だったから続けられたのかなと思っています。私は意志が弱く、すぐに辞めてしまう性格でしたがこの部でみんなが私のことを求めてくれて、OB、OGの方もすごく大切にしてくれたことが最後まで続けられた要因だと思います。また何度も辞めたいと思いましたが、拳法が好きだから続けられました。私は海外に行きたい夢があって4年次に辞めようと周囲に相談していましたが、辞めませんでした。なぜなら海外に行くことは大学生でなくてもできることですが、拳法部での活動は大学でしかできないことだと考えたからです。あのとき辞めていたら後悔していたと思うので続けて良かったと思います。皆さんもこれから大学生活残っていると思いますが、自分が後悔しない道を選んで突き進んでほしいと思います。今日はありがとうございました」

 

丹羽

 「元々は大学に入ってからマネジャーをやるとは考えていなくて、サークルに入って遊ぶような平凡な大学生活を送ると思っていました。ですが新歓の勧誘があって、縁があって拳法部に入りました。最初の頃は人前で話すことも苦手で周りに迷惑を掛けることが多かったですが、選手たちの頑張っている姿を見て、今自分のできることをしたいと思うようになりました。そういう日々の積み重ねがあって4年間続けることができたと思っています。マネジャーとして頼りない私に温かい言葉を掛けてくれたり頼ってくれたりして下さった監督、OB、OG、選手の方々、私がやりたいことを応援してくれた家族や友達がいたからこそ辞めずに続けることができたと思います。拳法部に入らなければ出会うことができなかった人や経験することができなかったことがたくさんできて良かったと思います。ここまで入学時よりも成長させてくれた拳法部に少しでもいいお返しができていたらいいなと思います。4年間本当にありがとうございました」

 

――ありがとうございました。

 

[牛嶋淳太郎、新津颯太朗]