上水が2位で表彰台に 新体制の幕開けだ!/全日本学生選抜選手権

 各階級のランキング上位10人がエントリー可能である全日本学生選抜大会。ハイレベルな戦いに明大からは、上水良介(政経3=埼玉栄)と藤谷柊(政経3=那賀)が出場した。上水は落ち着いた試技を見せ、総合2位で表彰台に。一方で藤谷は総合6位と悔しさが残る結果となった。

 

◆3・5〜6 第18回全日本大学選抜選手権(上尾市総合スポーツセンター)

▼89キロ級

 2位 上水(S131 J161 T292)

▼+109キロ級

 6位 藤谷(S120 J167 T287)

 

 新体制となり、初めて行われた今大会。上水は最上級生としての意地を見せつけた。スナッチ1本目は、エントリーよりも1キロ増やした状態の126キロに挑戦。それでも落ち着いて立ち上がり、成功してみせた。続く2本目は131キロを成功させ、安定した試技を披露。そしてラスト3本目。挙げれば大会新記録となる136キロへの挑戦を決意する。しかし、踏ん張るものの立ち上がることができず。「取れたのに落としてしまったことが悔しかった。大会記録は一瞬でも塗り替えてみたかった」。床に手を突き、悔しさをあらわにした。

 

 スナッチ2位で迎えたジャーク。1本目、2本目は順調に成功。167キロに挑戦した3本目は、持ち上げることができなかった。「最近苦手だったジャークは、練習不足が見えてしまった」。ジャークは3位で競技を終えた。

 

 反省点もあったものの、総合2位で表彰台に登った上水。「結果的に2位が取れたのでチーム的にも良かった」。個人としても明大としても自信につながる結果となった。また対照的に今大会では力を振るうことのできなかった藤谷は6位に終わり「納得のいく試合ではなかった」と悔しさをにじませた。総合2位になった上水の今年度の目標は、「個人戦もインカレも1位で大学に貢献したい」(上水)。最上級生としてチームを引っ張っていく2人に今年度も目が離せない。

 

[豊澤風香]

 

試合後のコメント

上水

――今試合は100点満点中何点でしたか。

 「スナッチは80、90点くらいでジャークは20点くらいです。トータルだと50点くらいですね」

 

――全日本学生新人選手権はご覧になっていていかがでしたか。

 「結果が出た選手もいていいなと思いましたが、思うように結果を出せなかった選手を見ているともう少し頑張れたのではないかと思いました。自分も上級生なのでもう少し指導をしないといけないと思いました」

 

藤谷

――今回の大会を振り返ってみていかがでしたか。

 「納得のいく試合ではなかったですね。スナッチに関しては元々インカレが終わってからは調子が悪くて、これから調子を上げていこうと思っていたのですが、ジャークに関してはインカレが終わった直後から調子が良くて、今日は5キロ下からのスタートで調子が良いなりにきれなくて。そこがやはり課題点なので、最後刺せるように上半身の筋トレをもっとしていこうと思います」

 

――今後の意気込みについてお願いします。

 「次は自己新記録を出せるように更に頑張って行きたいと思います」