明大勢が奮闘 小池はグループ2Aで1位に/明治神宮外苑大学クリテリウム

2022.02.28

 各レースで白熱の展開を繰り広げられた。特に明大勢が活躍を見せたのはグループ2A。小池陽人(法2=北桑田)がラスト勝負を制し優勝を果たす。その他のレースでも入賞者を出し、次につながる成績を残した。

 

◆2・27 第16回 明治神宮外苑大学クリテリウム(明治神宮外苑外周コース)

▼グループ3A

 野中――7位

▼グループ3B

 吉岡――4位

グループ3Ⅽ

 上野――15位

▼グループ2A

 小池――1位

 福地――18位

▼グループ2B

 吉房――4位

 片岡――18位

※中村は途中棄権

▼グループ1 

 村上――13位

※宇佐美、斎藤は途中棄権

▼女子

 渡部――4位

 

 「練習が良い感じに仕上がっていた」(小池)と良いコンディションで挑んだ今大会。「ラストのスプリントで勝負する」というプランを描く。これを実現するため、序盤は後方からレースの様子をうかがい、中盤以降は前方で逃げの展開を作らせないことに徹した。ラスト3周で「チャンスがあると思い始めた」と優勝を意識。そして、勝負の分岐点になったのは、ラスト1周。同じく明大の福地猛(法2=学法石川)が仕掛け前に出る。これにより、他大学の選手が脚を消耗。ここで力を残した小池がラストに先頭へ出る。「自分が望む展開に持ち込めた」。狙い通りに進め、レースを制した。

 今大会の明大勢は4位を獲った種目が3つ。このことについて本間監督は「あと一歩足りない部分があり、表彰台に乗れた選手が1人であるという点では少し残念」(本間滋監督)と振り返る。また、グループ1では宇佐美颯基(政経=横浜創学館)が5周回終了時の中間スプリント賞を獲り、見せ場を作ったものの、途中棄権となってしまう。それでも今日の結果について上野矢竜主将(営3=裕誠)は「小池が優勝して、入賞した選手もいるので明治全体としては良かった」と語る。全体を振り返ると収穫も課題もあった大会と言える。課題を修正し、昨年度は出場できなかったインカレへと向かう明大の今後から目が離せない。

 

[松田遥歩]

 

試合後のコメント

本間監督

――来年度のチームについて一言お願いしま

「去年、一昨年とインカレを戦えなかった悔しさを抱えて今シーズンに入ってきているので、その気持ちをしっかり9月のインカレにぶつけてくれるようにまとまりのあるチームになってくれるといいなと思っています」

 

 上野

――主将としての覚悟を一言お願いします。

 「主将として、1番はインカレで個人もですけど、総合も1位を獲りたいというのが自分の中であるので、チームのために周りをサポートしつつ個人の練習にも励めたら良いなと思います」

 

小池

――試合前の心境はいかがでしたか。

「試合前は勝てたら良いなという気持ちでしたが、監督とか周りからは勝てと言われたので勝たないといけないという気持ちでした」

 

――レース中に意識した相手はいますか。

 「中大、日大、鹿屋体大はメンバーが4、5人そろっていて、明治は人しかいなかったのですが、それらの大学の選手はレース中意識的にマークしていました」