(3)4年生引退コメント 濱本兼伸

  1月5〜7日の3日間にわたって、第94回日本学生氷上競技選手権大会(以下、インカレ)が開催された。チーム目標の3位には届かなかったものの、多くの選手が入賞するなど健闘を見せた。今大会をもって引退する4年生の心境をお届けする。

 

(この取材は1月10日に行われました)

 

濱本兼伸(政経4=帯広三条)

――大学4年間で得られたことを教えてください。

 「一番は、自分で考えてやることの大切さを知ったことだと思います。大学に入学して、高校より自由度が増して、普段の生活から練習まで個人の裁量に任せられることが多くなりました。それをうまくできていなかったのが1年目で、結果が出ずつらい時期もありました。しかし、2年目以降は自分で考えてスケートに時間を費やすことができていたと思います」

 

――後輩に残したいことはございますか。

 「ここまでスケートを16年間やってきて、自分は小学生の頃からあまり目立つ選手ではありませんでしたが、周りの人に恵まれたことと、少し努力を続けられたことで高校、大学と徐々に実力が付いていったので、自分の可能性を諦めない限りその先は分からないということですね」

 

――期待する後輩などはいらっしゃいますか。

「スケートを頑張っている後輩みんなに伸びてほしいです。その中でも高校時代の後輩でもあって、自分の部屋の後輩でもある2年の西山(侑吾・政経2=帯広三条)には結果が付いてきてほしいなと思います。本当に努力をしているので、報われてほしいです」

 

――最上級生としてチームをどのように変えていきましたか。

 「自分たちが1年生の頃から、練習環境もチームの雰囲気もより改善できるところがあるのではないかと思っていたような状態で、今年の4年生はいらない文化や伝統だと思うものはなくしましたし、良くも悪くも大きく変化した年だったと思うので、4年生4人がそれぞれの役割でチームに向き合っていたのではないかと思います」

 

――大学4年間で一番印象に残ったことを教えてください。

 「最後のインカレです。どの選手も素晴らしいレースをしてくれて、レースに出ない選手もとてもサポートしてくれて、チームが一つになってスケートに向き合っていた時間だったと思うので、幸せな時間でした」

 

――ありがとうございました。

 

[スピードスケート部門担当一同]