佐藤、光岡、森が3位入賞/全日本ジュニア体重別選手権
明大からは5人が出場した今大会。66キロ級の佐藤大知(営3=愛知県私立大成)、光岡岳人(商1=大牟田)、100キロ級の森健心(政経2=大牟田)が1度は敗退したものの、その後の敗者復活戦、3位決定戦を制して3位に輝く健闘を見せた。光岡、森の両選手は1月に行われる講道館杯全日本学生体重別選手権大会(以下:講道館杯)への出場を確定させた。
◆12・18~19全日本ジュニア体重別選手権(講道館)
▼60キロ級
関本――1回戦敗退
▼66キロ級
佐藤――3位
光岡――3位
▼90キロ級
森――3位
▼100キロ級
福永――2回戦敗退
「気持ちは乗らなかった」(佐藤)。1週間前の全日本学生体重別団体優勝大会に照準を合わせていた佐藤は思うように調子が上がってこない。そんな中で迎えた準決勝。高校生の勢いに押され、GSの末に技ありを許し敗北。それでも3位決定戦では強敵の唯野(国士大)を相手に攻めの柔道を展開し、一本背負いで技ありを獲得。その後も攻撃の手を緩めず、相手に付け入るスキを与えない戦いぶりで勝利を収め、3位を死守し、意地を見せた
佐藤と同じ66キロ級には明大から光岡も出場。初戦、2回戦と熱戦を制したが「甘さが出た」(光岡)と、準決勝で高校生を相手に寝技で抑え込まれ一本負け。3位決定戦ではGSにもつれ込む激闘を制し、何とか3位入賞を果たしたが「満足はまだまだしていない」と悔しさの残る3位となった。
大会2日目は90キロ級で、優勝候補の森が登場した。1回戦を圧巻の戦いで勝利し、迎えた2回戦。「負けるとしたらそこだと思っていた」(森)という不安が的中。技を果敢にかけるが相手が崩れない苦しい展開が続いた。GSに及ぶ激闘となったが、最後は寝技を決められ抑え込み負け。森にとっては「今年で一番狙っていた大会」だっただけに悔しい敗戦となった。その後、敗者復活戦に勝利して迎えた3位決定戦。試合はGSにもつれ込み、そこから5分30秒が経過。攻め手を書くまま試合時間だけが過ぎていくもどかしい時間が続いた。相手の疲労もピークに達した頃に、森の体落がさく裂し、一本勝ち。最後はさすがの粘り勝ちだった。
明大からは3位入賞者が3人と、まずまずの好成績を収めたが、選手たちはこの結果に満足していない。1月には講道館杯が開催され、明大からは今大会の入賞者3名も出場する。「講道館杯では何としても表彰台を取れるように」(佐藤)。リベンジに向けて選手たちの気合は十分だ。
[山岡慎]
試合後のコメント
佐藤
――準決勝は高校生が相手でした。やりづらさはありましたか。
「そうですね。自分の思った方に反応してくれなかったり、高校生の勢いがあったりしてやりづらさはありました」
森
――1月の講道館杯に向けての目標はありますか。
「今年1年を考えると、負けっていう言葉がふさわしいくらい僕は負けました。そういった不調続きで望んだ結果が出ないときに感じたのは、変われるきっかけを作って、チャンスをつかむのも、自分自身だって気付いたことです。自分が変われるきっかけっていうのを講道館杯でつかみたいと思います」
光岡
――大会を振り返っていかがですか。
「全体的にみて、1回戦から体の動きが良かったです。楽な試合はなかったですが、調子が良かったので勝てるかなと思っていました。しかし準決勝で甘さが出て、負けてしまったのかなと思います」
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