
インカレ開幕! 白星を飾り1回戦突破/全日本大学選手権
今季の集大成となる全日本大学選手権(以下インカレ)がついに開幕した。初戦の相手は北海道1位の星槎道都大。明大は秋季リーグ戦で鍛えたディフェンスを武器に序盤からリードを広げる。その後も主力を温存しながら得点を重ね、31点差の快勝で好スタートを切った。
◆12・6~12・12 第73回全日本大学選手権(国立代々木競技場第二体育館他)
▼12・7 対星槎道都大戦(国立代々木競技場第二体育館)
◯明大86{18―10、21―15、28―16、19―14}55星槎道都大
スターターは、PG常田耕平(政経4=正智深谷)、SG吉村公汰(営3=土浦日大)、SF田邉太一(情コミ2=福岡大大濠)、PF中村吏(法4=正智深谷)、C溝口月斗(国際4=東海大札幌)。
「明大のチームとしてのカラーはディフェンス」(伊藤治輝・政経1=桐光学園)。この言葉通りディフェンスから流れを作り試合序盤から主導権を握った。一方のオフェンス面でも4年生の常田、溝口を中心に得点を重ねていき、前半を39―25で折り返す。中盤以降は多くのメンバーチェンジを挟みながらも攻撃の手を緩めることなく、点差を広げていく。さらに3Pシュートを多く許したという前半の課題を「相手のキーマンである22番の選手に打たせないようにする」(伊藤)ことで修正し、後半は相手の得点パターンをつぶした。終始一度もリードを許すことなく86-55で試合を締めくくった。
短い期間で最大5試合を戦う今大会。スターターが試合に出場しつづける展開は避けたい。明大の主力の出場時間は長くても23分台。選手層の厚さを見せ、次戦につながる収穫の多い試合だった。そんな中で出場機会を得た伊藤は「初めてのインカレで緊張したが、少しは良いプレーを出せた 」と振り返ったものの自己評価は「10点満点中4点」。まだまだ満足せず、さらなるプレーの質の向上を目指す。次戦の相手は関西1位の強敵・京産大。負ければ終わりのトーナメントで気を緩める暇はない。次戦も全員で勝利をつかみ取る。
[松田遥歩]
試合後のコメント
伊藤
――試合を振り返っていかがですか。
「初戦ということもありチーム全体が固い状態ではあったのですが、その中でも良い部分はあったのでそこは伸ばして、悪いところは修正して次に臨みたいです」
――出場メンバーがさまざまでしたがチームとしてどのような方針でしたか。
「明治としてはやはり全員バスケで誰が出てもプレーの質を落とさないようにという方針です」
――次戦への意気込みをお願いします。
「次戦はチームとしても重要視している部分だと思うので、しっかり調整して全員で雰囲気を良くして勝ちたいです」
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