試合後インタビュー/全日本学生優勝大会、全日本女子学生優勝大会

2021.12.02

 11月に開催された団体戦日本一を決める全日本学生優勝大会(以下、全日本)。明大は男子ベスト16、女子はベスト8という結果に終わった。部員たちにもさまざまな思いがあるなかで、主将を務めてきた元吉拓海(政経4=東海大浦安)と山﨑里奈(法4=中村学園女子)のインタビューをお届けする。(この取材は11月25日、12月1日に行われたものです)

 

元吉

――筑波大との3回戦を振り返って。

 「勝って次の試合に臨むつもりだったので、勝つつもりではありました。皆悔しかったと思います」

 

――試合後に皆で話したことは。 

 「力の差が大きかったなと、皆で話しましたね」

 

――4年間を振り返って。

 「4年間やれることを全力でやれたのではないかなと思います。主将として皆の先に立って、自分がやっている姿を見せるというのは常に意識してきました」

 

――逆に支えられたなと思う話はありますか。

 「皆がこうしたほうがいいとかアドバイスをくれるので、そこは支えられたなと思います」

 

――4年間でもうちょっとやれたな、と思うことはありますか。

 「合宿ですね。剣道は飛沫とかかなりあるので、ここ2年間やらないことに決めて、本当はそういうところで皆と仲良くなると思うのですが、そこが心残りですね」

 

――最後に4年生同士で話したこととかありますか。

 「頑張ったよな、というのは。あとやっぱりあっという間で、4年間早かったなという話をしました」

 

――これから明大剣道部に入部する後輩たちに伝えたいことはありますか。

 「自分たちで考えられる能力は鍛えられるというのは高校と違うところだと思います」

 

――後輩たちや一緒に過ごしてきたチームメイトなどにメッセージをお願いします。

 「剣道はおじいちゃんとかになってもできる競技で、人生の財産になる競技なのでしっかりやめずに続けていってほしいなと思います」

 

山﨑

――大会を終えてみていかがですか。

 「自分としては大会前から悔いなく終わることを一番に考えていて、緊張は意外とせずに力を出し切ることだけ考えてやれたので後悔なく終えられたことは良かったなという感じです」

 

――敗退した3回戦の日体大戦について。

 「2回戦の鹿屋体大戦で、引き分けからの代表戦で勝利してチーム的には勢いに乗れたかなと思いました。自分自身も代表戦で勝てたことはその大会を通じて自信をつかめましたし、自分に勝負がかかってきたら任せろ、という心構えでいたのですが、自分が試合する前に勝敗がもう決まってしまった状況だったので、相手も中学校からずっと顔を合わせている選手だったので、その人に向かっていく気持ちで出し切ることだけ考えていました」

 

――この4年間を振り返ってみて一番の思い出は何ですか。

 「今回の大会前に卒業した先輩方がビデオメッセージみたいなのを作ってくださって、昨年度大会に出られなかった先輩方とか、これまで卒業された、自分たちとはかぶってない年代の先輩までビデオメッセージをくださったりして、限りないパワーをいただいたので、そういう一つの縁というのは、明大に入ってきたからこそのものだったかなと思うので、人とのつながりはやっぱり一番大きいものかなと思います」

 

――コロナ禍で大会の経験も少ないなかでチームを束ねてきました。

 「やはり練習試合もなかなかできない中で、どういうチーム構成にしていくかもそうでしたし、メンバーの選手たちがどれだけやれるかというところも大会で勝負しないと分からないというところでした。それでも、経験が少ないのは皆同じだと思ったので、周りの人たちには『思い切って今までやってきたことをやれば大丈夫だから』とチームに声掛けをして、気持ちがちょっとでも上がるようにはしてきました」

 

――この4年間やってきたことは自信につながりましたか。

 「そうですね、大学に入学する前よりは確実に自分自身も強くなれたなというふうには思っているので、成長できたなと思っています」

 

――最後に残したいメッセージがあればどうぞ。

 「自分がやっぱり4年間やってこられたのは家族や先輩後輩の支えがあってこそだったので、そういう方々への感謝を忘れずに、これからもまたさらに活躍できるように頑張っていきたいです」

 

――ありがとうございました。

 

[金内英大]