1年生のデビュー戦 新人アーチャーがニューウェーブを巻き起こす/関東学生新人個人選手権男子

2021.11.29

 1年生にとって初めて公式戦である新人戦。天候にも恵まれ、最高のデビュー戦となった。今大会では山岡大悟(文1=浜松北)が経験者の部で2位になるなど今後の活躍を期待させるような結果を残した。

 

◆11・6~7 関東学生新人個人選手権(富岡総合公園アーチェリー場)

▼SH経験者の部

 山岡――615点・2位

 舘――585点・13位

 本間――533点・22位

▼SH未経験者の部

 眞柴――591点・4位

 泉水――587点・6位

 中田――573点・7位

 須藤――566点・8位

 藤本――564点・9位

 関――516点・17位

 幡生――514点・18位

 矢野――499点・20位

 上村――460点・29位

 川上――393点・38位

 石川――339点・40位

▼30mWの部

 磯崎――589点・8位

 葦澤――547点・19位

 又賀――486点・43位

 

 

【SHの部】

 明大アーチェリー部に新星が現れた。1年生の山岡。未経験者が大半の明大アーチェリー部で経験者の山岡は一際目立つ活躍を見せた。「最近すごいスランプに陥っていた」(山岡)。それでも試合の中で調子を取り戻し、得点は自己ベストの618点には届かなかったものの615点という高得点を叩き出した。「リーグ戦までに650点を超えたい」(山岡)。より大きな目標を見据えて日々練習を積み重ねていく。

 

 大学からアーチェリーを始めたという泉水俊亮(法1=桐光学園)、眞柴大晟(1=川越)も今後の躍進を予感させた。初めての大会となった今大会で緊張しながらも自己ベストを更新600点に迫る好成績を残し、入賞を果たした。「周りの部員のジェスチャーで緊張がほぐれた」(眞柴)。悲願の王座進出に向け、未経験者からも楽しみな逸材が現れた。

 

【30mWの部】

 30mWでは磯崎遼(理1=横浜緑ヶ丘)が頭角を現わした。目標には届かなかったが591点をマーク。前半でミスが出るもすぐに修正を図る。後半では300点を超える勝負強さを見せ、「自信につながった」(磯崎)と振り返った。今後は50mにも挑戦し、更なる高みを目指し磯崎は努力をし続けていく。

 

[入谷彩未]

 

試合後のコメント

山岡

――印象に残っているプレーはありますか。

 「1回で6本打つのですが、6本中4本が10に入って、58点を取った回がありました。そこは自分でもゾーンに入っている感じがあって印象に残っています」

 

眞柴

――今大会を振り返っていかがですか

 「自分の中では『うーん』と思うところもありましたが、結果的には自己ベストを1点更新することができたので、その点では良かったと思います」

 

泉水

――今後の目標を教えてください。

 「1週間後に試合がまたあるのですが、そこでは600点を取りたいと思います」

 

磯崎

――今大会を通して良かった点と悪かった点はどこですか。

 「悪かった点は大きなミスから乱れてしまった点です。逆に良かった点は、後半に大きなミスから修正できたところで、初めての公式戦で後半は300点を超えられたというのは自分の中で自信につながると思います」

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