
新体制インタビュー(4)/青木珠実主務
困難に立ち向かう。春季リーグ戦は無観客ながら開催にこぎ着けるも、9月には主要大会であるインカレが新型コロナウイルスの蔓延により2年連続の中止。さらに秋季リーグ戦も中止に追い込まれるなど前途多難が続く大学ソフトテニス界。そこで今回は新幹部となる主将、主務に現在の心境、そして来季への意気込みを伺った。
(この取材は11月3日に行われました)
青木珠実主務(法2=大阪薫英女学院)
――具体的にはどのような仕事をされていますか。
「基本的にお金、部費の管理や、試合の申し込み用紙を書いたり、基本的な書類の提出などをしています。練習については全部主将がやるので、それ以外の裏の仕事を担当しています」
――現在2年生、来年3年生という学年ながら主務に就いたのはなぜですか。
「自分で選んだ訳ではなくて、頼まれたというのが一番大きいです。今2年生なので、2年間主務の仕事をやることになるのですが、2年の間で教えてもらって慣れて、3年生になると基本的なことは自分でできるようになるので、3年生の間に次の人に引き継ぎも兼ねて一緒に仕事をして、覚えていくというのを監督が考えて2年生のうちに頼まれたのかなと思います」
――幹部役職に就いて変わったことはございますか。
「管理という役割が一番大きいので、何かを言われたら毎回メモを取ったり、忘れないように何かをしようと思うようになったり、すぐに行動に移すようになりました。後回しにしないように心掛けています」
――主務として先輩に何かを頼む際、やりづらさはございますか。
「皆さんいい人で、仲がいい部活なので、お願いしたら快く引き受けてくださるので、やりづらさはないです」
――現在の活動状況を教えてください。
「練習は月曜以外全部やっていて、平日は学校が終わってから、17時から20時半までナイター設備を使ってやっていて、土日は10時から16時まで練習しています。遠征はあまりないのですが、最近は対外試合も増えてきて、他の大学と練習試合をしたりだとか、先日は明立戦という、明治と立教の試合をしました」
――春季リーグ戦は無観客での開催となりましたがいかがですか。
「自分自身1年生の時からあまり試合がなくて、有観客の試合を経験していないので、違いはあまり分からないのですが、応援がもっと盛り上がっていれば試合が楽しいかなとは思います」
――コロナ禍での練習で苦労はございますか。
「遠征や対外試合が全くないので、経験値が少ないというのは大きいかなと思います」
――2年連続でインカレが中止となりましたがいかがですか。
「ショックでした。インカレに向けてみんなで頑張って練習してきていたので、それがなくなったことで少しモチベーションがなくなったりした時もありました。チームとして次の大会に目標を立ててくれたので良かったのですが、やはりショックが大きい部分はありました」
――秋季リーグ戦も中止となりましたがいかがですか。
「代替試合が12月の初めにあるので、それに向けて頑張っているところです」
――引退となった4年生から何か言葉はございましたか。
「ちょうどインカレがなくなった時に、LINEでメッセージをもらいました。帰省中で、インカレのために戻って練習があってインカレに行く予定だったのですが、インカレがなくなって全部オフになってしまって、集まれる機会がなかったのでLINEで言ってもらいました。今までの感謝や、うれしい言葉をもらいました。『一緒にやってきて、楽しかった、幸せだ』と言ってもらったのがすごくうれしかったです。人数が少なく、仲がいいからこそのことかなと思います」
――来季の目標と意気込みをお願いします。
「毎年、インカレ優勝を目指してやっていて、私はメンバーではないので言える立場でもないのですが、だからこそ、支えられることや仕事や、一緒に練習をやって、自分がレベルを上げることでみんなのレベルを上げたり、諦めずにやっている姿勢を見せようと思っています」
――ありがとうございました。
[栗村咲良]
※写真は明大ソフトテニス部提供
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