三浦悲願の初V! 団体戦に向け確かな手応えを残す/全日本学生選手権
明大勢11人全員が挑んだ全日本学生選手権(以下インカレ)が閉幕。三浦圭主将(法4=光)の優勝をはじめてとして内藤紳之介(法2=アサンプション国際)、中島隼人(商4=暁星)が入賞を果たし、躍進を見せる結果となった。
◆11・17~19 全日本学生選手権(沖縄県国郡字奥間海岸沖)
▼メンズクラス
三浦――1位
内藤――4位
中島――10位
相沢――11位
田中――21位
川村――37位
小林――53位
大島――59位
長井――64位
高橋――90位
▼レディースクラス
岡――20位
堀越――38位
「今回優勝するのは自分だ」とプレッシャーを抱えながら挑んだ三浦。初日に得意な微風が吹き、2レースともに1位で通過。初日のいい流れが三浦を後押し。2日目も3レースすべてを10位以内にまとめ上げ総合1位で終える。しかし迎えた最終日一発目。「風を読み間違えてしまった」と77位にまで転落してしまう。2日目までの首位キープから一転、2位、3位とのポイント差が縮まり「自分の中の心の余裕はなくなった」と焦りが生じる。そんな中、2位だった同期の関(関東学大)とレース前に「4年生だから楽しまなきゃね」という会話で落ち着きを取り戻す。最終レースでは、優勝条件として10位以内に収めなければならない重圧の中見事3位。念願の優勝をつかみ取った。
3位以内を目指していた内藤。しかし初日、2日目と苦手な微風に苦戦。2日目は10位で終え目標とは程遠い結果に。それでも目標を変え「去年よりもいい順位を」という気持ちに切り替えることで着々と順位を上げる。最終的には4位で終え、昨年度よりも二つ順位を上げる結果になり、満足気な表情で会場を後にした。
次なる戦いは団体戦。明大にとっては4連覇がかかる大一番の戦いだ。一つの順位が結果を大きく左右する団体戦において「全風域走れる選手」(三浦)になることが重要だ。これからの約3カ月、おのおのの課題を修復していく。明大初の4連覇に向けて帆は上がったばかりだ。
[新谷歩美]
試合後のコメント
三浦
――優勝できた要因は何ですか。
「周りに恵まれたことだと思います。明治からは今回自分含めて3人の入賞者がいるというトップレベルの選手がいる環境の中で日々練習できていることがつながったと思います」
――明大勢が2人入賞されたことに関してはいかがですか。
「本当にすごいですね。内藤は2年生ですしこれからどんどん速くなっていくと思うのでこれから優勝争いをしてくれると思いますし、それに向けて気を引き締める自信を持ってくれました。中島とは4年間やってきて、最初はセイルを立てるので精いっぱいだった彼が入賞したのがうれしかったです」
内藤
――4位という結果を振り返っていかがですか。
「うれしいというのと、昨年度が6位だったのでそれをどうしても越そうというのが目標だったのでうれしいです。ただ3位という表彰台に登れなかったのは悔しいです」
――団体戦に向けてメンバー争いが激化していくと思われますがどのようなところをやっていきたいですか。
「まずは大会の1カ月前くらいに部内でセレクションがあるのですが、そこでまずはしっかり勝って今度は圭さん(三浦)に次いで3人に入れるように全レース貢献できるように頑張りたいです」
中島
――10位を受け止めていかがですか。
「今回の大会入賞は絶対目標で自分が何位までいけるかというところでした。風的には自分が思っていた風ではなく厳しい中だったのでその中で10位入賞できたのは自分の勝負強さも出たので良かったと思います」
――団体戦に向けて意気込みをお願いします。
「優勝しか考えていないので、その中で自分がいかに走って貢献できるかというのがカギになるので団体戦では全レース走りたいと思います」
岡朋加(情コミ2=日大藤沢)
――大会を振り返っていかがですか。
「初めてのインカレでどのような感じになるか分からず自信がなくて困っていたのですが、シングルを取るという目標が達成できてよかったです」
――来年の目標をお願いします。
「来年は入賞するのが目標なので、それに向けて1年間頑張りたいと思います」
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