吉田が攻めのプレーで自身初のベスト16入り/関東学生選手権3日目

2021.11.18

 大会3日目を迎えた関東学生選手権(以下、夏関)。男女シングルス、ダブルスの2回戦が行われた。シングルスでは男女2人ずつ勝利を収め、ベスト8進出に向け駒を進める。一方ダブルスは男女ともに姿を消してしまうこととなった。

 

◆11・15~23 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)

▼11・18

[男子シングルス2回戦]

○町田 2{6-4、6-1}0 稲田(立大)

 野田 0{0-6、2-6}2 白藤(慶大)○

○横田 2{3-6、6-4、10-8}1 下村(慶大)

 

[男子ダブルス2回戦]

 坂井・鈴木久組 0{5-7、3-6}2 佐藤・折井組(青学大)○

 

[女子シングルス2回戦]

 竹本 1{6-1、3-6、7-10}2 照井(筑波大)○

○吉田 2{6-4、7-5}0 齋藤(亜大)  

○鈴木渚2{6-2、6-0}0 石川(早大)

 

 [女子ダブルス2回戦]

 吉田・南口組 1{3-6、6-4、7-10}2 松田・木村組(立大)○

 

【女子シングルス2回戦:吉田華菜子(法2=仁愛女子)VS 齋藤瑠奈(亜大)】

 攻めの姿勢が功を奏した。序盤から強気のプレーを見せ5-1とリード。しかし気持ちが先走り「ミスが早くなってしまった」。5-4まで巻き返されてしまったが、焦ることなく確実に1ゲームをつかみ取った。第2セットはお互いの力が拮抗(きっこう)し、激しいラリー戦にもつれ込む。相手の威力に押され後ろに下がってしまいそうな場面でも、「打点を前にして打つことを意識した」。また浅いボールが来ると積極的に前に出てチャンスを取りに行く。最後まで攻めのプレーを貫き接戦をモノにした。新たに手に入れた攻めのプレースタイルで今後も勝ち星を重ねたい。

 

【男子シングルス2回戦:町田晴(文3=四日市工)VS 稲田康太郎(立大)】

 第1セットはお互い譲らず一進一退の攻防が続く。町田はボールを左右に揺さぶるも相手は粘ってボールを返し続ける。「思った以上に拾われたので少し焦った」。しかしここでギアを入れ直してゲームを連取。第1セットを獲得した。試合の主導権を握り第2セットに突入すると、町田の勢いはさらに加速。タイミングを早めたり、ボールに変化をつけたりすることで相手を翻弄(ほんろう)する。「揺さぶりがうまくいって相手がハマってくれた」。6-1で第2セットを獲得しストレートで勝利。ベスト4という目標に向けてまた一歩前進する結果となった。 

 

 大会4日目は男女シングルスが開催される予定だ。ベスト8を懸けた戦いに男女それぞれ2人ずつ挑む。新体制となったチームでも強さを見せつけるべく、おのおのがベストを尽くして勝ち進んでいきたい。

 

[萩原彩水]

 

試合後のコメント

町田

――今日の試合を振り返っていただけますか。

 「今回課題に挙げていたネットプレーにはあまり行けませんでしたが、その中でも相手をよく見ながら、自分なりに工夫して、色んなボールを混ぜたりタイミングを変えたりして、相手を揺さぶってミスを引き出せたのかなと思います」

 

――次の試合に向けての意気込みをお願いします。

 「僕の今回の目標としては、ベスト4には入りたいと思っているので、まだまだ勝ち上がりたいです。次の相手は、僕らが王座に行くためには倒さなければいけない早大のレギュラーです。まだまだこんなところでは負けられないので、絶対に次も勝ってもっと上位進出を目指して頑張っていきたいと思います」

 

吉田

――今日の試合を振り返ってみていかがですか。

 「最近はコートの中に入って戦うということを意識して練習していて、それが今日は最初から最後までできたのが良かったかなと思います。相手の方がレベルは上というのは分かっていたので、自分は向かっていく気持ちでコートに入って、しっかりと相手と向き合って展開をつくっていくことができました。初めてベスト16に入ることができたのですごく自信にもつながりましたしうれしいです」

 

――サーブやストロークの調子はいかがでしたか。

 「ファーストサーブは結構調子が良くて、しっかりとためて高いところで振り切ることができていたのが良かったかなと思います。ストロークもかなり無駄なミスが減りましたし、相手のセカンドサーブに対して結構リターンから攻めていけた部分があったので、そこは良かったかなと思っています」