
坂井・鈴木久組がシード撃破 ベスト16に進出/関東学生選手権2目日
大会2日目を迎えた関東学生選手権(以下、夏関)。男子ダブルスと女子シングルスの1回戦が行われた。男子ダブルスでは坂井修造(理工2=湘南工科大付)・鈴木久統(政経1=湘南工科大付)組がシードを破る好試合を見せた。
◆11・15~23 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)
▼11・15
[男子ダブルス1回戦]
町田・副田組 1{6-7、6-1、4-10}2 丹下・高畑組(早大)〇
〇坂井・鈴木久組 2{6-4、6-4}0 在原・保坂組(立大)
飯田・太田組 0{5-7、1-6}2 林・今鷹(慶大)〇
[女子シングルス1回戦]
〇竹本 2{6-0、6-1}0 藤永(立大)
徳安 0{1-6、1-6}2 高橋(慶大)〇
〇吉田 2{6-3、6-1}0 佐藤(立大)
〇鈴木渚2{6-1、6-2}0 木村(立大)
【男子ダブルス1回戦:坂井・鈴木久組VS在原迅人・保坂駿太組(立大)】
シード撃破で笑顔を見せた。湘南工科大付高出身の坂井・鈴木久組は第7シードと対戦する。「小学生から一緒」(坂井)と語るものの、ダブルスを組むのは意外にも今大会が初めてとなった。「修造(坂井)さんが相手を分析してくれて、準備が良かった」(鈴木久)。これまでリーグ戦でシングルスを中心に練習してきた鈴木久をダブルスが得意な坂井が引っ張っていく。第1セットは序盤で二度のブレークに成功し流れをモノにするとそのまま6-4で獲得。「序盤からリードをできて萎縮せずにプレーすることができた」(坂井)。第2セットも相手に譲ることなく、6-4でストレート勝ちを収めた。
(ベスト4を目標にする坂井(右)・鈴木久組)
【男子ダブルス1回戦:町田晴(文3=四日市工)・副田温斗(営2=四日市工)VS丹下将太・高畑里玖組(早大)】
わずかに届かなかった。町田・副田の対戦相手は第3シード。第1セットはタイブレークまでもつれ込むも落としてしまう。しかし第2セットは、第3ゲームでブレークに成功すると一気に流れに乗って4-1まで引き離す。「ストロークだと後手に回るので、すぐにポーチに出る」(副田)。第6ゲームには、町田のサーブの不調が響く中で副田が奮闘。最後は副田のボレーで六度のデュースを制しキープに成功し、そのまま第2セットを獲得する。しかし迎えたファイナルタイブレークは序盤に突き放されてしまう。すぐに取り返したかったが「最後の1本の精度が響いた」(町田)。勝負どころで取り切ることはできず、逆転勝利とはならなかった。
(あと一歩だった町田(左)・副田組)
また女子シングルスは4人中3人が2回戦進出と好調な滑り出しを見せた。大会3日目には男女単複全ての試合が行われる予定。シングルスはベスト16を懸け、ダブルスはベスト8を懸けた試合となる。「勝ってリーグ戦からの成長を見せたい」(坂井)。勝ち進みリーグ戦で負けた相手へのリベンジも果たしたい。
[田中佑太]
試合後のコメント
町田
ーー第2セット目の6ゲーム目の振り返りをお願いします。
「完全に僕のサーブが相手に読まれて、確率も悪かったし、たたかれてしまいました。その中で副田が頑張って触ってくれて、ボレーを決めてくれたのでキープできました」
副田
ーー相手は第3シードでした。
「王座も出ていて、全て勝っていたので、強い相手とは分かっていました。僕らも向かっていく気持ちでやっていましたし、情報はYouTubeで見れたので、相手の弱いところを僕は頭に入れてできていて、その辺は全体通してよくできていたのかなと思います」
坂井
ーーリーグ戦からの短い期間での準備となりましたがいかかでしたか。
「僕自身はリーグ戦でダブルスで練習をしていたので、どんどん成長を感じていて、自信を持ちながら臨めました。久統(鈴木)とは練習ができていなかったですが、シングルスだけではなくダブルス練習も付き合ってくれて、2人で短い期間で合わせられたのが良かったと思います」
ーー鈴木久選手の良かった点を教えてください。
「バックのクロスラリーが心強くて、僕はボレーで動きますが、無理はせずにラリーは久統(鈴木)に任せて、そこで押し切って僕は決め切るだけでした。ストロークが力強くて心強かったです」
鈴木久
ーー勝因を教えてください。
「修造(坂井)さんが、以前に、同じ対戦相手と試合をやった明治の先輩に話を聞いてくださって、分析してくれました。普段からそこを狙ったサーブ練習をしてきたので、準備が良かったと思います」
ーーダブルスを組んでみていかがですか。
「僕は結構リーグ戦でもシングルスをメインに練習していました。夏関が始まってからダブルスは修造(坂井)さんに聞いたり、練習して、ポジションを教えていただけて、僕たちに合った形を練習してきました」
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