
3組が全日本総合選手権に駒を進める/全日本学生ミックスダブルス選手権
郡山で行われた混合ダブルスのインカレ、全日本学生ミックスダブルス選手権。明大からは他校の選手と組んだ筑後恵太主将(政経4=ふたば未来学園)ら計6組が出場した。全日本学生選手権(以下、インカレ)の流れをそのままに、今大会でもチーム力の高さを見せつける結果となった。
◆11・13〜14 第9回全日本学生ミックスダブルス選手権(郡山市総合体育館)
▼混合ダブルス
木村・農口組――2回戦敗退
浦・高橋組――3回戦敗退
菊川・中村組――3回戦敗退
武井・正田組――ベスト8
遠藤・上杉組――ベスト8
筑後・蔦谷組――ベスト4
先日行われたインカレで男子は創部史上初の団体優勝を成し遂げた。熱戦続きの大舞台を終え、迎えた今大会。「勝ちにこだわらず、楽しめればいい」(筑後)。蔦谷(青学大)とペアを組み、2回戦の龍谷大戦から登場。主将同士のペアは準々決勝まで全てストレート勝ち。勢いそのままに臨んだ準決勝の相手は日体大の山田・神山組。山田は筑後と同じふたば未来学園高校の出身でダブルスの元パートナーだ。「お互い手の内は分かっていた」(筑後)。第1ゲームは21―18で日体大が先取。第2ゲームは21―16で筑後・蔦谷組が取り、手に汗握る攻防は第3ゲームへ。体勢を崩されながらもラリーを続け、スマッシュにも冷静な対応を見せるなどお互いに一歩も引かない展開。時に感情を露わにしながらも、最後は山田・神山組の気迫に押され21―19で敗戦となった。それでも「いい試合ができた」(筑後)と満足感を見せた。
武井・正田組、遠藤・上杉組も力を遺憾なく発揮した。ベスト8に入れば全日本総合選手権(以下、全日本総合)の混合ダブルスへの出場権が得られる今大会。「予選の権利を獲得するまではとにかく上がろうと思っていた」(上杉)。普段は混合ダブルスの練習をすることはほとんどないという。惜しくも準々決勝で敗れたが存在感を見せつける結果となった。「パートナーのおかげもあり最低限のことができた」(遠藤)。4年生は全日本総合で学生ラストの大会となる。「悔いのないように頑張りたい」(筑後)。シーズンもあとわずか。最後まで明大バドミントン部の活躍から目が離せない。
[桑原涼也]
試合後のコメント
筑後
――全日本総合に向けて得られた収穫はありますか。
「試合数をこなすと、体力もきつくなるのですが、全日本総合は1日1試合とかなのでその試合にどれだけ集中できるかということを突き詰めていけたらなと思います」
――意気込みをお願いいたします。
「全日本総合が競技人生最後の大会なので、悔いのないように頑張りたいです」
正田捺美(商4=埼玉栄)
――今日のゲームを振り返っていかがですか。
「楽しかったですが、勝てなくはない相手だったので普通に悔しいですね」
――ペアはどういうふうに決めましたか。
「大体みんな明大内で組むのですが、大体男子の方が多いんですよね(笑)。それで筑後とかは他の学校の子と組んだり、声を掛け合ったりしている感じですかね」
上杉杏(商3=埼玉栄)
――準々決勝の早大戦は全員埼玉栄高校出身でした。思いなどはありましたか。
「緑川(早大)がずば抜けて強いのはみんな分かっているので、自分たち的には挑戦するという気持ちでした。だからパートナーの吉田の方に球を集めれば点数を取れるのではないかと思いながらやっていました」
遠藤彩斗(政経3=埼玉栄)
――今大会振り返っていかがでしたか。
「自分は男子ダブルスを専門にやっているので、ミックスは別競技というか本当にダブルスとシングルスくらい違うと思っていて、ベスト8まで来られたのは最低限のことはできたかなと思います」
武井優太(商3=埼玉栄)
――今回の試合全体を振り返っていかがですか。
「正直、あまり勝てると思っていなくて、ベスト8に入れて、最初は別にミックスはいいかなって思っていたのですが、実際ベスト8入ってみるとうれしかったですね」
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