
大会直前インタビュー/第66回全日本学生選手権
11月14日に日本一の大学を決める全日本学生選手権(以下、府立)が行われる。一昨年度に8連覇の夢は絶たれてしまったものの、昨年度に王座奪還を果たした明大。大会を直前に控えた今、2連覇に向けて最終調節を行う選手たちの心情を伺った。(この取材は11月12日に行われたものです)
深町雅也主将(法4=朝倉)
――今年度の明大の強みは何ですか。
「誰が出ても勝てることが強みだと思っていて、固定しているメンバーがいますが、それ以外がその日の調子で誰を出してもいいなという感じなので、誰が出ても勝てる層の厚さが強みだと思います」
――今年度と過去の違いを教えてください。
「全学年しっかり声が出ていて、みんなしっかり自分が試合に出て勝つぞという気持ちが出ているので、それがいい雰囲気になっていると思います」
――警戒している大学はありますか。
「おそらく決勝戦で当たる関西大学が一番メンバーがそろっていて、昨年度勝ったとはいえ4―3で危なかったので警戒しているのは関西大学です」
――府立の意気込みをお願いします。
「昨年度は4―3で接戦が多かったですが、今年度はしっかり明治の圧倒的な強さを披露できたらと思います」
木村柊也(文3=関西福祉科学大)
――府立が始まる実感はありますか。
「寒くもなってきて練習もきつくなってきて、先輩も最後の試合でとても気合が入っていて府立が来たのだなという感じです」
――今年1年を振り返っていかがですか。
「全体的に良かったと思います。全体的にいい練習ができました。名古屋でも個人個人の持っている力を出せたので、その部分でいい練習ができていたと思います」
――府立への意気込みをお願いします。
「必ず勝って優勝に貢献します」
玉置剛(法3=済美)
――府立直前です。実感はありますか。
「実感はずっとありませんでした。例年より府立が1カ月くらい早い形になって、大会が名古屋で終わったばかりで府立という感じがなかったのですが、昨日の円陣と今日の試合動画の研究で気持ちが府立に向いたというか、府立への意識が高まりました」
――プレッシャーは感じていますか。
「特にないですね。メンツがそろっているというか、頼もしい仲間がいて、自分はチームのサポートというか、自分の力を出してチームの力になれたらなというくらいで、自分を追い詰めないように、緊張しないように気楽に構えています」
――昨年度の府立を振り返っていかがですか。
「チームとしては勝ちましたが、決勝で1―2で負けて悔しい結果になって。今年度は2―0で逆に圧倒的に倒していきたいなと思っています」
――府立への意気込みをお願いします。
「明治は元7連覇王者ですが、自分たちが負けて連覇が途切れてしまいました。でも今2連覇懸けて戦い始めというか、王者は王者ですけどチャレンジャー精神を忘れないというか、自分におごらずにさらなる挑戦という感覚で捉えていきます。絶対優勝してきます」
野村龍星(文2=関西福祉科学大)
――昨年度は2勝1敗でした。振り返っていかがですか。
「動きは悪くありませんでしたが、関大のエースの選手にかなわなかったので、自分の力不足だなという一面は見えました」
――1年経て、昨年度よりも成長した自分を見せられるという自信はありますか。
「はい。もう練習もかなり積んできたので。もうどこのエースと当たっても僕が全部勝ちます」
――府立に向けて重点的に練習したことはありますか。
「ペち胴です。僕の必殺技です。僕の胴に注目してください。(チーム内で)本当に音一番鳴るので。音鳴らしまくるので」
――意気込みをお願いします。
「僕、考えてきたのがあって。『この歳で挑戦者か。血湧く血湧く♪』。使ってもらえますかね(笑)。何とかお願いします。これで僕最後締めていきたいなと思っていて。先輩にはやはり、熱い思いを語らせてもらったので、最後は先輩に文章でクスっとしてもらいたいです」
井上晴陽(法1=三井)
――今、重点的に鍛えている所はありますか。
「名古屋からここまでは2週間でしたので、苦手を直すというよりはいいところを伸ばそうと思い、得意技のカウンターや胴のカウンターを少ないチャンスの中でも一発で決められるように、というのは意識してやってきました」
――大きな大会の前のルーティンを教えてください。
「試合前は必ずサウナに行くことと、朝はオロナミンCを飲むことです。『朝はかわいいオロナミンCで元気ハツラツ』です。ここ、記事に使ってほしいです(笑)」
――4年生と過ごすのも残りわずかです。
「僕は記憶のない時からオムツをはいて道場行っていて、その時に深町先輩も道場で練習しているという感じで。親同士も、家族ぐるみで仲良くしてもらっていて、僕が明治に来る時もよく相談に乗ってもらったりだとか、東京に来てからも面倒見てもらったり、ご飯も連れて行ってもらったり、プライベートでも練習でも充実させてもらっているのでやはり最後は優勝してキャプテンを泣かせて終わりたいなと。感謝の気持ちを伝えるには優勝が一番だと思うので、優勝して今までの恩を返したいと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「僕、府立に出て優勝することが小さい頃から夢だったので、その夢がかなう瞬間というのを体で感じながら必ず優勝したいなと思います」
――ありがとうございました。
[牛嶋淳太郎、金井遥香、新津颯太朗]
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