エースが躍動! 高松大下しベスト8進出/全日本学生選手権

2021.11.07

 初戦を逆転勝利し、迎えた2回戦は高松大との対戦。試合開始直後から連続得点で点差をつけ、主導権を握る。後半は一時2点差まで迫られるも、エース・可児大輝(政経3=中部大春日丘)の活躍でリードを保つ。最終的には4点差で勝利。ベスト8進出を決めた。

 

◆11・6〜10 全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)

▼11・7 対高松大戦(小瀬スポーツ公園体育館)

 ○明大29{16—10、13—15}25高松大

 

 硬い入りとなった前日とは打って変わり、明大は前半から破竹の攻撃を見せる。「対策したことができた」(高橋海主将・営4=法政二)。変則的なディフェンス形態を取る相手を苦にせず、得意な守りからの速攻の形で得点を重ねる。早い段階で流れをつかみ、優位な状況をつくり出すと、そのまま攻守で相手を圧倒し、5点差でハーフタイムへ。

 

 迎えた後半だったが、立ち上がりから2連続でゴールを決められると、勢いづいた相手チームの雰囲気に押され、猛追を許す。2点差というところまで迫られ、劣勢に。しかし、苦しい時間帯に可児が得点を量産。追いすがる相手をはねのけると、再びリードを広げる。「最終的にはいい形になった」(可児)。持ち味を取り戻した明大は4点差で試合を締めくくり、ベスト8進出となった。

 

 可児はこの試合で単独10得点を記録。「エースとして」しっかりとその役割を果たした。次戦の相手は2年前に同じ舞台で敗れている難敵・筑波大。「必ず勝ってベスト4へ行く」(加藤良典監督)。目標の日本一へ向けて、2年越しのリベンジなるか。今後の試合も目が離せない。

 

[細田裕介]

 

試合後のコメント

加藤監督

——今日の試合の振り返りをお願いします。

 「相手のディフェンスシステムが高めでプレスディフェンスだったので、そこに対応しきれない部分がありましたが、最後勝ち切ることができてよかったです」

 

——チームの状態は良いですか。

 「昨日、今日と厳しい試合でしたが、そこでチームがまとまって勝ち切れているので、チーム状態は良いと思います」

 

高橋

——今日、チームでよくできていたことは何ですか。

 「リードしている時間帯にはディフェンスをしっかりやる。そして速攻したら戻るというのを徹底したことが良かったと思います」

 

——ベスト8へと進出しましたが、明日への意気込みを教えてください。

 「2年前ベスト8で筑波大と対戦して負けて、くしくも同じ対戦相手なので、チーム全員でしっかり戦って勝って、リベンジを果たしたいと思います」

 

可児

——前日の試合から修正したことを教えてください。

 「相手が変則ディフェンスだったので、そこの攻め方はミーティングでみんなで案出して話しました」

 

——チームの流れが悪い時に、自分が点を取って変えようと意識していましたか。

 「自分がエースとして決めなければいけないところはしっかり決めて、流れをつかめたので、そこは本当に良かったと思います」