
インカレ開幕 絶好調の滑り出し/全日本学生選手権
インカレ初戦の相手は関大。前半は5点差をつけられる場面もあったが、後半は流れをつかみ逆転に成功する。その勢いはとどまることを知らず、高橋海主将(営4=法政二)や大畠洋斗(政経4=法政二)の活躍もあり、6点差をつけ快勝。最高のスタートを切った。
◆11・6~10 全日本学生選手権(小瀬スポーツ公園体育館他)
▼11・6 対関大戦(小瀬スポーツ公園体育館)
○明大33{11―14、22―13}27関大
2年ぶりの開催となったインカレ。下級生にとっては初めての全国大会となる。前半はその独特の雰囲気に慣れないということもあってか、守りが弱くなり、プレーに硬さが目立つ。一時は5点差をつけられ、関大にリードを許してしまう。しかし、それも「想定内」のことで、「自分たちの集中を切らさず、やる事を徹底しようとした」(大畠)。前半はスムーズな動きを見せず3点差となるも、焦ることなく後半での逆転を狙っていた。
後半開始のホイッスルが鳴ると、すぐに櫻井睦哉(商4=藤代紫水)がシュートを決める。その流れに乗り、徐々に点差を縮めていく明大。後半から取り入れた5―1ディフェンスも機能し、失点を許さない。その勢いはますます加速し、次々に得点を量産していく。それ以降も危なげなく試合は進み、満ちあふれた笑顔で試合終了。上々の滑り出しとなった。
「4年生がよく頑張っていた試合だった」(加藤良典監督)。高橋は幾度となく好キーピングを見せ、大畠は7得点を決めてチームに大きく貢献した。ハーフタイムの話し合いも4年生が主体となって進め、そのことが後半での切り替えにつながった。4年生は今大会が学生最後となる。明大初のインカレ優勝を果たし、引退の花道を飾りたい。
[波木井里紗]
試合後のコメント
加藤監督
――今日の振り返りをお願いします。
「昨年はインカレが開催されなくて、2年ぶりのインカレでした。初戦ということで、前半と後半の途中まで、プレーに硬さだったり、インカレ独特の雰囲気にのまれていた部分はあったと思います。しかし、後半はディフェンスを立て直して、速攻で点を取り始めていました。まず初戦を勝てて良かったです」
高橋
――試合を通してセーブが多く、特に後半の大事な場面で目立っていました。
「戦ったことがない相手だったので不安ではありましたが、試合の中でそこをしっかりと修正して、ディフェンスで勝負どころとかセットでしっかり守るというところが良いキーピングにつながった結果なのかなと思います」
――前半の苦しい時間帯に仲間に声掛けしていたことはありますか。
「前半はやることをできていなかったことがリードされてしまった原因だったので、そこをしっかり後半につなげて、しっかりチームを信じてやろうと声掛けていました」
大畠
――ハーフタイムは選手中心で話をしていました。チームづくりで工夫していることありますか。
「結局学生スポーツなので、4年生が引っ張らないといけないと思っています。4年生でよく話し合って、チームに伝えるようにしています。4年生が主体となって、チームを立てています」
――後半はいい雰囲気でした。
「すごく楽しかったですね。ああいう雰囲気を前半から出せれば優勝も狙えると思うので、明日も最初からあの雰囲気が出せるように頑張りたいと思います」
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