
日大相手に完封勝利 2試合連続2桁得点/関東大学リーグ戦
明大の勢いは止まらない。2連勝で迎えたリーグ3戦目、相手は日大。オフェンス面ではFW小森佳介(文2=釧路江南)が今季初弾含む2ゴールを決めるなど延べ9人が得点を獲得。守ってはGK中村柊志綺(政経2=北海道清水)、GK渡邊周(文1=武修館)が再三の好セーブを見せ、最終スコアは12―0。前回の慶大戦に引き続き、またしても大量得点並びに完封勝利でリーグ戦3連勝を収めた。
◆10・16~11・23 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼11・3 対日大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
〇明大12{5―0、 2―0、5―0}0日大
第1Pから明大の独壇場。試合開始後1分も経たないうちに、FW青山晃大(法2=武修館)が2試合連続となる先制点を決める。「昨年度はすごく悔しい思いをした」(青山晃)。その悔しさを晴らすべく、攻めの姿勢でチームに流れを引き寄せた。その後も攻撃の手を緩めることなく、FW三浦稜介(政経2=駒大苫小牧)、FW石井佑空(文2=白樺学園)が連続得点。4点目にはDF三浦大輝(法4=駒大苫小牧)が相手のファールから生まれた、5人対3人という数的有利な状況をモノにした。「ゴールに詰めたら、佐久間(FW雄大・政経4=白樺学園)からいいパスが来たので流し込むだけだった」(三浦大)。シュート数は日大の7本に比べ明大は28本と、攻撃陣の地力を見せ5―0で第1Pを終えた。
第2Pは攻守が激しく入れ替わる展開に。追加点を入れる一方で「みんなが点を取ろうと考え過ぎて、守りが薄くなってしまった」(小森)場面も。日大のカウンター攻撃により、キーパーが1対1で対峙(たいじ)せざるを得ないシーンが何度も見られた。しかし、そこは自身3試合連続完封中の中村が好セーブを連発。「2年生になってかなり落ち着きが出てきた」(三浦大)という中村の安定感抜群な守りで見事ピンチを切り抜けた。
続く第3Pでは、慶大戦でも4ゴールと活躍した三浦稜が、この試合2点目となるゴールを決め、チームは2桁得点の大台に。そこでとどまることはなく、FW大竹広記(政経1=白樺学園)とFW田名部共弘(文4=八工大一)がダメ押しの追加点。結果12―0で日大を圧倒した。
「チームの雰囲気もすごく良く、練習からみんなで試合を意識してプレーできている」(石井)。ベンチからの声掛けやコミュニケーションを活発に取り、チーム力に磨きがかかっている明大。次戦の相手は強豪・法大だ。2年ぶりの優勝を手にするため、開幕3連勝の勢いのまま氷上を突き進む。
[覺前日向子]
試合後のコメント
三浦大
ーー攻撃陣の良かった点はありますか。
「パックを奪ったらカウンターで攻めて、そういったときにみんなが連携して動けているから得点がたくさん入るのかなと思います」
ーー最後のリーグ戦だと思いますが意気込みをお願いします。
「コロナの影響で最後のリーグ戦になってしまって、年月が流れるのは早いなと思うのですが、最近は昨年度負けた先輩たちの思いも背負って全試合圧倒して勝ちたいなと思っています。そして後輩たちにもその優勝を味わわせてあげたいです」
小森
ーー前回に比べて自分の動きを振り返っていかがでしたか。
「前回よりは足も動いていたし、チームの雰囲気も良かったのでそれも結果につながったと思います」
ーーこの後の試合に向けてはいかがですか。
「敵はどんどん強くなっていくと思うのですが、対戦相手は気にしないで自分たちのプレーができれば絶対勝てると思います」
石井
ーー次戦は中2日で体力的に厳しいと思いますがいかがでしょうか。
「疲れはあると思いますがいい流れできているので、期間が短いからこそ、この調子をつなげていきたいと思います」
青山晃
ーー次の法大はどんなチームですか。
「どの角度からでもシュートを打ってくるので、まずはシュートを打たせないようにしたいです。また、その前から自分たちのアタッキングゾーンでのプレーを増やして、同じように先制点を取りたいと思います」
ーー優勝に向けての自信はありますか。
「ありますね。昨年度よりも手ごたえを感じています」
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