接戦を制し順大相手に白星/秋季関東大学1部リーグ戦

2021.10.31

 明大にとって大きな意味を持つ勝ち星を挙げた。リーグ戦6試合目の相手は実力が互角の順大。互いに一歩も譲らない攻防を見せ、勝負は最終第5セットに。一瞬の油断も許されない緊迫した戦いを制し、勝利を手繰り寄せた。

 

◆10・2~31 秋季関東大学男子1部リーグ戦(会場名非公開)

▼10・30 対順大戦(会場名非公開)

 〇明大3{28-26、23-25、25-22、23-25、15-12}2順大

 

<スターティングメンバ―>(ローテーション順)

ОH工藤有史(政経2=清風)、MB安井恒介(政経3=市立尼崎)、ОP金田晃太朗(政経1=駿台学園)、ОH松本大翔主将(法4=埼玉栄)、MB三輪大将(政経4=高川学園)、S神園洋(法3=札幌藻岩)、Li武田大周(商2=松本国際)

 

 第1セットから白熱した戦いが繰り広げられた終始リードするものの、流れに完全に乗ることができずデュースに持ち込まれる。それでも「大事な場面で自分に託されたトスを決め切れた」(安井)。持ち味のクイックを中心に攻撃を組み立て何とか第1セットを先取した。続く第2セット。中盤相手に連続得点を許し、点差は最大6点に。そこから怒涛(どとう)の追い上げを見せるも一歩届かず、セットを奪われてしまう。

 

 セットを取ってリードを作りたい第3セットは明大のブロックが光った。「ブロックから切り替えて、ディグが上がった時にラリーをものにできたことが大きかった」(金田)。ブレイクの取り合いで中々点差が開かないものの最後はしっかりとセットを取り切り底力を見せる。

 

第4セットを落とし、緊張感に包まれた中始まった最終第5セット。先制されるもそこから4連続得点。このままのリードで逃げ切りたかったが、相手のサーブに苦しみ10―11とリードを奪われたところで、すかさずタイムアウトを要求。「攻めよう」、「足動かして」とお互いに声を掛け合うと、その後は自分たちのバレーを展開する。最後は相手のスパイクがアウトになり、見事勝利を収めた。

 

「フルセットになっても勝ち切れたのがチームにとって一番の収穫」(武田)。明日は遂に秋季リーグ最終戦。この先のインカレを見据え、今日の勝利を弾みに明大にも期待したい。

 

[入谷彩未]

 

試合後のコメント

宮下想アナリスト(営2=習志野)

――コンビバレーの出来はいかがでしたか。

 「まだ全然ですけど、レフトからの攻撃があるだけで、三輪と安井の負担が少しでも減るだけではなく試合の流れを変えることが出来ることを今回経験できました。そこの精度を今後上げていきたいと思います」

 

安井

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「全体的に難しかったです。自分たちの流れに乗せたかった場面がいくつかありましたが、少しの隙が出てしまうと順大は流れ持っていって自分たちで作ることが得意なので、そこで流れを引き寄せられずに、フルセットになってしまったのかなと思います」

 

 

武田

――先週の試合から重点的に取り組んでいたことはありますか。

「キャッチ練習に取り組みました。練習の後の自主練でも結構やりました。レシーブ上げたボールを勝負できる所まで、トスに持っていかなきゃいけないというのもあるので、2本目のつなぎの練習もしっかりしました

 

金田

――ご自身のプレーの出来はいかがでしたか。

 「相手のレフト側が背の高いスパイカーをブロックで抑えるというのが結構成功したと思います。あとは多少乱れたトスでも決め切れるような決定力をつけていきたいです」