三浦稜介4ゴール! 2桁得点&無失点で開幕2連勝/関東大学リーグ戦

 リーグ2戦目の相手は慶大。序盤から相手を寄せ付けない試合運びで第1は一挙に5得点を獲得する。その後も着実に得点を積み重ね、結果は大差での完封勝利。慶大を無得点で圧倒し、開幕2連勝を飾った。

 

◆10・16~11・23 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼10・23 対慶大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

〇明大13{50、3-0、5-0}0慶大

 

 積極的な攻めの姿勢が光った。先週の大東大戦では序盤に得点が入らず苦しい立ち上がりだったが、今試合では「始めから自分たちのホッケーができていた」(DF青山大基・法4=釧路江南)。その言葉通り、試合開始2分でFW青山晃大(法2=武修館)が慶大のスキを突き先制点。「明大らしいパスでつなぐアイスホッケー」(青山大)を体現したゴールを見せた。このゴールを皮切りに第1Pは怒涛(どとう)の勢いで相手陣に攻め込み、一挙5得点。完全に明大が流れをつかみ主導権を握った。

 

 しかし一転、第2P前半は「パスしかしないでシュートにつながらなかった」(FW中條廉・政経3=白樺学園)となかなか決められない時間が続く。それでも全員で攻める意識を失わず、流れを引き寄せ果敢に攻撃の手を緩めなかった。試合終了残り57秒、中條と唐津大輔(法3=日光明峰)の好アシストからFW三浦稜介(政経2=駒大苫小牧)がダメ押しの追加点。「どんな形でも得点に挑んでやろうと思った結果だ」(三浦)と4得点の活躍をする。後半になっても明大の勢いは止まらず、最終スコアは13ー0と慶大を圧倒。2戦目も危なげなく白星を飾った。

 

 試合前には「10点差をつけて無失点で勝とう」(青山大)とチームで話しており、その目標を全員が意識していたからこその完封勝利。守備ではGK中村柊志綺(政経2=北海道清水)が安定してゴールを死守し、2試合連続で自身が試合に出ている中での完封を達成した。次戦の相手は日大。「今日みたいに開始数分で点を取れるようなプレーができたら」(青山大)。今後の試合も〝明治のホッケー〟でさらに勢いを加速させたい。

 

[新谷歩美]

 

試合後のコメント

青山大 

――前の試合から修正できた点はありますか。

 「立ち上がりがいつも悪いのですがその中で今日は1、2分で得点が入って自分たちのホッケーができたので、次回にもつなげていきたいです」

 

――今後の試合で意識することは何ですか。

 「これから相手のレベルもさらに上がってくるのでそこでさらに攻めの姿勢を見せられるように調整してもう二段階くらい上げていきたいと思います」


三浦稜

――(4ゴール中)何点目がよかったですか。

 「基本的に全部形はよかったですが、自分の1点目はきれいに決まって形がよかったです。パスをつないで、全員が触れて、理想的な形でした」

 

――次戦の目標をお願いします。

 「次の試合も得点に絡みチームの勝利に貢献できるように頑張ります」

 

中村

――今日の攻撃陣はいかがでしたか。

 「今日はチャンスもしっかり決めていて、この感じでいけば優勝は狙えると思います」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「大会を通して、全部完封するくらいの気持ちで守っていきます」