
強豪・日体大に一歩及ばず/秋季関東大学1部リーグ戦
悔しい敗戦となった。強豪・日体大を相手に第1セットを奪うも壁は高く、そこから連続でセットを奪われた。それでもさらなる飛躍を予感させる実りある試合となった。
◆10・2~31 秋季関東大学男子1部オープン戦(会場名非公開)
▼10・23 対日体大戦(会場名非公開)
明大1{26-24、21-25、26-28、16-25}3日体大○
<スターティングメンバ―>(ローテーション順)
ОH工藤有史(政経2=清風)、MB安井恒介(政経3=市立尼崎)、ОP金田晃太朗(政経1=駿台学園)、ОH松本大翔主将(法4=埼玉栄)、MB三輪大将(政経4=高川学園)、S神園洋(法3=札幌藻岩)、Li武田大周(商2=松本国際)
勝負のカギを握る第1セット。「自分たちの理想通りにできた」(松本)。安定したレシーブでラリーを長く続けることを得意とする日体大に「粘り負けしない」(工藤)。その言葉通りディフェンス面では相手に引けをとらないプレーを見せた。松本、工藤の強烈なサーブで相手を乱し攻撃のリズムをつくらせない。デュースに突入するがそこから2連続得点を奪い、落ち着いてセットを先取。上々の滑り出しとなった。
続く第2セットでは、中盤まで好調のように見えたが、そこから失速。日体大の安定したスパイクレシーブを前に「ラリーを取り切ることができなかった」(三輪)。このセットを奪われてしまう。勝負の第3セット。終始どちらも譲らない展開になりデュースにもつれ込むも、最後は日体大の高さのある多様な攻撃を前にセットを落とし追い詰められる。後がなくなった状態で迎えた第4セット。「大事な場面をMBで勝負できなかった」(安井)、「サイドアウトの面で連続失点が続いた」(松本)。試合の中で見つかった課題に対応し切れないまま試合終了となってしまった。
来週はいよいよ秋リーグの最終週。順位決定戦が待っている。その先のインカレを見据え、負けられない戦いはまだ続く。試合の度に強くなる明大。また新たな姿を見せてくれることだろう。
[入谷彩未]
試合後のコメント
松本
――次戦までにどのような取り組みを行いますか。
「引き続きディフェンス面は強化しなければならないのと、自分達の弱いローテーションのサイドアウトを練習したいと思います」
三輪
――来週の意気込みをお願いします。
「来週はインカレのシードが掛かる大事な試合になってくるので、そこは皆で勝ち切りたいと思います。試合も残り少なくなってきているので、1試合1試合を大事にしていきたいです」
安井
――1セット目はいい攻撃のリズムがつくれているように見えました。
「正直、自分の中ではあまり決まっていなかったと思います。ここで点を取りたいという場面は何回もありましたが、取り切れなかったのと決め切れなかったのはまだまだ自分自身が未熟だったと思います」
工藤
――日体大が相手で意識したことはありますか。
「相手の高さあるプレーと粘りが課題でした。高さに対抗するのと相手のプッシュやフェイントもうまかったのでそれを落とさないように意識していました」
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