リーグ戦7連勝 接戦の中で見せた底力/関東大学2部リーグ戦
明大の底力が光る。第1Qから第3Qまで大きく試合は動くことなく、1点差で迎えた第4Q。ついに相手に背中を捕らえられ、逆転を許してしまう。それでもここから一気にギアを上げ、激しいディフェンスを仕掛ける。結果、好ディフェンスが得点につながり、流れを取り戻し再逆転。点差が開き、そこから74―63と点差を空けることに成功、勝利を収めた。
◆9・14~11・6 第97回関東大学2部リーグ戦(各大学体育館他)
▼10・23 関東学大 (関東学大金沢八景キャンパス)
〇明大74{22―18、14―15、17―19、21―11} 63関東学大
スターターは、PG常田耕平(政経4=正智深谷)、SG吉村公汰(営3=土浦日大)、SF田邉太一(情コミ2=福岡大大濠)、PF中村吏(法4=正智深谷)、C溝口月斗(国際4=東海大札幌)。
悪い流れを振り切る力を見せた。序盤はどちらの流れに傾くことなく、試合は進む。「最後のチェックの詰めが甘かった」(溝口)。留学生に対するディフェンスに苦戦し、改善策を模索する時間帯が続いた。結局、相手は少しずつ点を縮め、1点リードの展開で第3Qを終えた。
第4Qで試合は動いた。明大のミスから相手は連続得点を奪い、序盤からリードしていた点差はついに追い越されてしまう。5点差がつき、完全に相手の流れに変わる。だが、そこで焦ることはなかった。より一層激しいディフェンスを仕掛け、相手のミスを誘う。その努力が結実し、今度は明大の3連続レイアップ。傾いた流れを引き寄せ、逆転し返すことに成功する。「最後最後!」と常田はチームメイトを鼓舞し、それに呼応するかのように得点を重ねていく。完全に勢いをつけると、最後の5分間で10点以上の差をつけ逃げ切った。
リーグ戦は終盤を迎えた。順調に連勝記録を重ねてきたが、「プレッシャーの中でみんなやっている」(常田)とその分重圧もかかる。一勝一敗の差が大きくなっていく。だが「全勝優勝も夢じゃない」(田邉)と重圧も大きいが、目標達成への期待も大きい。この勢いのまま〝全勝優勝〟を勝ち取っていく。
[小原愛]
試合後のコメント
常田
――今後の意気込みを教えてください。
「自分たちがどういうチーム、何をしなければいけないのかということを意識し続ければ、結果はちゃんとついてくると思います。とにかく準備と自分たちの意識をどこに向かせるのかを徹底していればリーグ戦全勝優勝できると思うので、そこを頑張りたいです」
田邉
――後半の重い展開の中、一時は逆転されるも落ち着いていた印象を受けました。
「相手のシュートが当たっていて、自分のシュートが当たってないだけという意識でプレーしていたので、シュートはいずれ入るし、これから調子が下がることはないからやることをやっていれば逆転できるかなと感じていたので焦る必要はなかったと考えていました」
溝口
――相手の流れの後に明大の流れを引き寄せた要因を教えてください。
「オフェンスがずっとうまくいかなくて、ディフェンスも相手にシュートを打たれたりしたのですが、自分たちのディフェンスをそこで崩れることなくできました。最後までディフェンスにいって、耐えられたのが一番の要因かなと思います」
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