女子エペ団体3位! インカレ出場権を獲得/関東学生選手権
インカレ出場の懸かった関東学生選手権(以下、関カレ)も折り返しとなる3日目を迎えた。この日行われたのは優勝を目標とする女子エペ団体戦。準決勝では日大に38―45で敗北を喫するも、続く3位決定戦では課題を修正し見事勝利を収めた。
◆10・14~15、20~22 第73回関東学生選手権(駒沢体育館)
▼女子エペ団体――3位
あと一歩届かなかった。準決勝の舞台で対戦したのは日大。練習試合でも対戦したことがなかった未知の相手に苦戦した。「不安から気持ちで負けてしまった」(中村優里・営3=成立学園)と日大のエース・寺山に引けを取る展開となり点差をつけられてしまう。中村、稲山友梨(営1=星槎)の2人が15得点し、流れを引き戻すも、日大の壁は厚かった。結果は32―35で、悔しい敗戦となった。
各々が自分の課題を意識して臨んだ3位決定戦。「調子があまり良くないことを自覚していた」と佐藤琴美(政経2=一関第二)は、無理にポイントを取りに行くのではなく、待ち構えるプレースタイルにシフトチェンジ。日大戦で「もっと時間をかけて1本を取りたかった」という稲山は、早大戦9セット目ではしっかりと相手を待ち受け、冷静なプレーで得点を量産。得点を地道に積み重ねる堅実な試合運びで勝利を勝ち取り、見事3位に輝いた。
インカレに向け期待の持てる結果となった。大学に入り初めての団体戦となった佐藤と稲山。様々な思いから動きが固まる場面もあった。しかし「(2人が)自分の動きをできればさらにいい結果を出してくれる」(中村)。インカレでの目標はもちろん優勝だ。さらに磨きをかける彼女たちから目が離せない。
[萩原亜依]
試合後のコメント
中村
――3位という結果を受けていかがでしたか。
「優勝することを目標にしていたので、達成できなかったのは悔しいです。ただ下級生は今回が初めての団体戦だったので、インカレに向けてとても期待できると思います。この3位という結果の中で修正できるところは修正して、インカレにつなげたいという前向きな気持ちが大きいです」
佐藤
――本来の力は出せましたか。
「試合を勝ち進めるにつれて強い相手に当たり、ミスをしてはいけないという気持ちが出てくるので、そういった部分で気が引けてしまった部分がありました」
――中村選手や稲山選手はどう見えましたか。
「2人のおかげで3位を獲得できたと思います。自分は本当に何もしていなくて、辛い時に2人が点数を取ってくれたのが本当に大きかったです」
稲山
――インカレに向けて意気込みをお願いします。
「個人団体ともに優勝を掲げたいです。残り短い期間ですが、修正するところはたくさんあると思っています。団体戦でも各自が思ったことを共有しつつ、優勝を目指してチームでも頑張りたいと思います。また個人でも優勝できたらいいなと思います」
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