慶大に4ー1で快勝! Bプール首位通過を決める/関東学生秋季1部リーグ戦
見事Bプール首位通過を決めた。ここまで全勝中の2校によるBプール1位通過を懸けた一戦。前半は互いに譲らず接戦に。1―1で前半を終え両者追加点に苦しむも、終盤に明大が怒涛(どとう)の複数得点を記録。終わってみれば大差での勝利となり、リーグ次戦や10月末から行われる全日本選手権(以下、インカレ)に向けて弾みをつける結果となった。
前半は拮抗(きっこう)した状況が続く。第2Q、個の技術での打開から最後はFW大森行洋(商3=伊吹)が押し込み先制点を奪う。しかし「ディフェンスのバランスが悪くなってしまった」(小池文彦監督)という言葉通り、守備の穴を狙われ早々に同点に。その後は両者なかなかリードを奪えない展開が続く。
迎えた第3Q、チームの要であるFB古川裕大(政経4=伊万里商)が負傷し、離脱を余儀なくされる展開に。流れが傾きかけるも「負傷選手が出たときなどのリスクマネジメントの練習を普段からしている」(DF大嶋鴻太主将・商4=今市)と、各選手が難しい局面にも動じず堂々たるプレーを見せる。そして第4Q、小池監督が〝エース〟と認めるFW大岡凌磨(政経2=今市)が圧巻の2連続得点。「今後FWとして明大の中心人物にならないといけないので、その自覚を持ってプレーした」(大岡)と、覚悟を感じさせるプレーで一気に試合を決定づける。最後には大森がダメ押しの追加点。4―1の大差で勝利した。
(写真:2点目を決め喜ぶ大岡)
各局面での対応力が光った試合だった。前半は慶大の縦伸びした攻撃に苦戦。攻めあぐねる時間が続いた。しかし「守備のラインをコンパクトにし、チームを押し上げ全員攻撃をした」(大嶋)と後半では課題点を修正。今後を期待させる試合運びを見せた。2週間後には最大の目標であるインカレが控えている。来る大一番に向け、紫紺の勇者たちの戦う準備はできている。
[菊地隼人]
試合後のコメント
大岡
――2得点を振り返っていかがですか。
「1点目は相手のマークが付いていない状態だったので、ゴール前にポジショニングしてキーパーが弾いたボールをコースを狙って打ちました。2点目は相手が1点取られて相手が前のめりになっている状況で、自分は落ち着いてスペースに走り込みフリーで決めることができました」
大森
――今シーズン初得点でした。
「貴重な1点になったと思います。初得点が先制ゴールになったのでうれしいです」
――苦しい展開が続いていた中、先制点を取れたことについてはいかがですか。
「まさか自分が決められるとは思っていなかったので本当にうれしかったです」
大嶋
――今後の試合に向けての意気込みをお願いします。
「2週間後には僕らの中で一番大きな大会があって、そこを優勝するというのを目標にやって来ています。今日は接戦になってしまいましたが、今日で課題や良かった部分が見えてきたのでそれを全国の舞台で見せつけて明大一丸となって躍動できたらと思います」
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