
終盤で粘りを見せる 日大相手にリーグ戦2勝目/秋季関東大学1部リーグ戦
嫌な流れを断ち切った。2-1で迎えた第4セット。序盤は日大に主導権を握られ、4点をリードされたまま中盤に。このまま第4セットを落としそうになるも、三輪大将(政経4=高川学園)が相手のブロックアウトを誘うと怒涛(どとう)の追い上げを見せ逆転。終盤での勝負強さを発揮し、リーグ戦2勝目を収めた。
◆10・2~31 秋季関東大学男子1部オープン戦(会場名非公開)
▼10・16 対日大戦(会場名非公開)
〇明大3{25-20、25-20、18-25、26-24}1日大
<スターティングメンバ―>(ローテーション順)
MB安井恒介(政経3=市立尼崎)、ОP金田晃太朗(政経1=駿台学園)、ОH工藤有史(政経2=清風)、MB三輪、S神園洋(法3=札幌藻岩)、ОH松本大翔主将(法4=埼玉栄)、Li武田大周(商2=松本国際)
出だしから主導権を握り試合を優位に運んだ。「入りは悪くなかった」(松本)。第1セット序盤は、安井の攻守にわたる活躍で日大相手に流れをつかむ。一時は逆転を許すも「相手のスパイカーに決めさせたくない一心だった」(武田)。頼れるリベロがボールをつなぎ続け、第1セットを先取する。いい流れのまま迎えた第2セット。序盤から明大がリードしたまま、立て続けにセットを奪った。
このまま勝ち切りたかった第3セット。中盤まではサイドアウトを重ね合い、互角の攻防を繰り広げる。しかし、レシーブにミスが生まれ嫌な雰囲気が漂うと、コート内は日大の応援に包まれる。「流れにのまれてしまった」(安井)。そのまま6連続ブレイクを許し、第3セットを献上した。
相手ペースのまま迎えた第4セット。悪循環を断ち切ったのは三輪だった。第3セットの雰囲気が尾を引き、13-17と4点をリードされる展開に。しかし、ここで三輪が相手のミスを誘うと、安井の連続スパイクで逆転に成功。「トスを持ってこいと伝えていた」(安井)。試合はデュースにまでもつれるも、最後は主将・松本がスパイクを決め試合終了。終盤での粘りを見せた明大が、3-1で日大を下した。
次戦の相手は専大。「締めるところをしっかり締めて、ストレートで勝ち切りたい」(松本)。今試合で見えた課題を克服し、全日本インカレでのシード権獲得に向け連勝を飾りたい。
[野口優斗]
試合後のコメント
松本
――第3セット、日大に主導権を許した時どういう声掛けをしましたか。
「やはり自分たちの弱いローテーションということは分かっていたので、そこはしっかり集中してサイドアウトをしっかり切って、何点までに追い付こうというのはずっと言っていました」
安井
――最後は安井選手のアタックが光っていました。
「終盤で流れが自分たちに来そうなときに、セッターとかリベロに2段トスを『自分に持ってきて』と伝えていましたし、その期待に応えるというわけではないですが、託してくれたあの場面で決め切れたというのは自分の自信につながったと思います」
武田
――次戦への意気込みをお願いします。
「負けられない、落とせない試合です。相手を甘く見てセットを落とすというのが前にもあったので、過信はしないでアップからしっかりやって、個人的には今試合で出た詰めの甘さを次はリベンジできるようにしたいです。また、明日の試合が終わったら一番強い日体大なのでそこに波を持っていけるように、いい状態でセットを取れるようにしたいと思います」
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