完全勝利! 6連覇達成/東日本大学選手権
新型コロナウイルスの影響により昨年度は中止となってしまった本大会。5人制の団体トーナメントに臨んだ深町メイジは初戦から圧倒的な力で勝ち進み優勝。6連覇を成し遂げて大会を締めくくった。
◆10・3 東日本大学選手権(日大百周年記念館)
▼明大――1位
◆10・3 東日本大学女子選手権(日大百周年記念館)
▼明大――3位
「諦めず練習に励んできたことが成果として出た」(木村柊也・文3=関西福祉科学大)。相次ぐ大会の中止により実戦経験を積むことができない中、オフシーズンも自主練習に取り組んできた明大。初戦、明学大を4―1で下すと、準決勝では青学大に5―0で快勝。大会5連覇を誇る王者は順調に決勝へと駒を進めた。
決勝でも明大の勢いは止まることを知らなかった。先鋒の木村が持ち味の素早い攻撃を生かし開始5秒で試合を決めると「強い先輩方に囲まれていたので、楽な気持ちで戦うことができた」(井上晴陽・法1=三井)。次鋒を務めた期待のルーキー・井上は開始6秒で面突きを決めると、2本目は抑え込み面突きを放ちデビュー戦を勝利で終える。その後中堅の大谷六樹(文4=大阪商大堺)と副将の野村龍星(文2=関西福祉大)も勝利を飾り、ラストは大将戦。深町雅也主将(法4=朝倉)が後ろ面突き、抑え込み面膝蹴りで2本取り、優勝。決勝では相手に1本も取られることなく完全勝利し、6連覇を達成した。
「明治のフルメンバーだったら1本も取られないことは当たり前」(深町)。偉業を成し遂げたにもかかわらず慢心することのない明大は10月24日に全日本学生個人選手権(以下、名古屋)、11月14日に全日本学生選手権大会(以下、府立)を控えている。今大会、女子は惜しくも準決勝で立大に敗れてしまったが「3位の悔しさを府立にぶつけよう」(久芳桃子・政経4=浦和明の星)。府立において男子は2連覇、女子はベスト4という目標を達成すべく、明大は〝邁進(まいしん)〟する。
[牛嶋淳太郎、新津颯太朗]
試合後のコメント
深町
――秋学期初の大会でしたが、チームの目標はいかがでしたか。
「全勝することです。秋学期に弾みをつけるためにも形、防具、男女全部優勝を目標にしていました。女子が3位という結果で目標は達成できなかったのですが、男子は順当に優勝できたのでそこは良かったと思います」
――名古屋、府立に向けて意気込みをお願いします。
「名古屋は個人戦なので各々が精一杯発揮してベスト16以上に明治がたくさん入れるように頑張っていきたいです。府立については今日のように決勝でも7―0で勝てるように頑張ります」
久芳
――決勝には進むことはできませんでしたが3位決定戦までにどのように気持ちを切り替えましたか。
「3位決定戦の前までずっと泣いていて気持ちはあまり切り替えられていなかったのですが、出るからにはチーム全体でも勝てるようにまずは自分が2―0で圧勝しようという意気込みだけはしっかり持っていました」
――今後の目標に関してはいかがですか。
「府立は毎年ベスト8で終わってしまっているので今年こそはベスト4に行くことを目標に頑張ります」
木村
――今日の試合で印象に残っている試合はありますか。
「準決勝は3年生だけのメンバーで試合に臨んだのですが、同期だけで試合に出ることができたのは良かったです」
――今後の目標に関してはいかがですか。
「名古屋の個人戦では2連覇がかかっているので気を抜かず優勝して府立につなげ、府立では先輩のために戦おうと思います」
野村
――試合を振り返っていかがですか。
「とてもいい感じでした。やりたいことができていたので良かったと思います。次戦も得意とする下からの突き上げで絶対勝ちます」
――次戦の名古屋に向けての意気込みをお願いします。
「名古屋では木村先輩と同じブロックに入ったので、周りから見たら『野村かわいそう』『野村あいつ、落ち込んでんちゃうか』『お前これから拳法人生やっていけるんか』という感じで結構心配されて。ただ、自分より強い人と戦う方が気持ち的にも楽ですし、下馬評をひっくり返したいです。僕の熱い闘志を見てください」
井上
――大学でのデビュー戦で勝利できた要因に関してはいかがですか。
「大学でのデビュー戦だったのでとても緊張しましたが、先輩方のおかげで、良い環境で充実した練習を行えているので、それが力になりました」
――名古屋、府立に向けて意気込みをお願いします。
「名古屋は個人戦なので、自分の力を信じて頑張ります。府立は4年生と一緒に戦える最後の団体戦なので、そこもしっかり勝って、連覇できるように練習も頑張ります」
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