惜しくも白星逃す 法大に引き分け/関東学生秋季1部リーグ戦

2021.10.02

 2週間の期間を経て、迎えた第6戦の相手は法大。試合は序盤から競った展開が続き、同点で前半を折り返す。後半は流れが悪い時間が続くも、終盤に連続得点で3点のリードを奪う。このまま勝ち切るかに思われたが、残り10秒と言うところで粘り切れず同点に。両軍譲らず引き分けという結果となった。


◆9・4〜10・17  関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)

▼10・2 対法大戦(国士大多摩体育館)

 明大27{14 ―14、13―13}27法大

 

 「まずは一勝」(加藤良典監督)。ここまで白星ゼロの明大。是が非でも勝ちが欲しい一戦は、試合開始直後から激しい点の取り合いとなる。両チームともに速攻で点を狙う形となり、目まぐるしく攻守が入れ替わる試合運びに。結果、前半は14—14のタイスコアで終えることとなった。


 勝負の後半。これまでの試合は終盤に粘り切れずに落とすという展開が多かった。しかし、今日は違った。後半の初めに4点のビハインドを負うも、可児大輝(政経3=中部大春日丘)のロングシュートや、守護神・高橋海主将(営4=法政二)の連続セーブなどが飛び出し、流れをつかむ。勢いに乗ったチームはそのまま6連続得点で一時3点のリードを奪った。このまま試合を締めて、初白星を手にするかに思われた。ところが、不運な形で失点すると、勢いを吹き返した相手に詰められる。残り10秒というところで同点になりそのまま試合終了。黒星を喫することはなかったが、悔しい結果となった。

 

 勝利することはできなかったが、確かな手応えをつかんだ。「苦しい時間帯に我慢することができた」(高橋)。明大らしいディフェンスが光る場面も多く、持ち味を発揮。次戦は強豪・日体大との試合だが、チーム一丸となって立ち向かう。

 

[細田裕介]

 

試合後のコメント

加藤監督

——どのような点の取り方を狙っていましたか。

 「ディフェンスをしっかり守って速攻で点を取るというのと、セットオフェンスもシンプルにワイドに位置をとって一対一をするというのを徹底してやっていました」

 

高橋

——今日の試合を振り返ってください。

 「終始相手にリードされる展開が多かった中で、後半の途中から逆転することができました。結果的に同点でしたが、良かったと思います」

 

——次戦への意気込みを教えてください。

 「相手は強いので、思い切りプレーして勝ちにこだわる以前に楽しむということを意識したいと思います」

 

可児

——後半流れをつかみましたが、戦略はありましたか。

 「戦略は特になかったです。ずっと負け続きだったので、がむしゃらに勝たないとという気持ちでプレーしました」

 

——次回に向けて修正したいことを教えてください。

 「ばらばらなところを皆で話し合ってまとめて、もう一回つくり直したいです」