大東大相手に快勝 開幕2連勝を飾る/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック

   見事な逆転劇を見せた。初戦を勝利で飾り迎えた第2戦。序盤は互いに一歩も譲らない展開が続くも9点ビハインドの状態で前半を終える。それでも後半から怒涛(どとう)の攻撃を見せ、20点差以上をつけ快勝した。

 

◆9・25~11・7 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)

▼9・26 大東大 (ウイング・ハット春日部)

〇明大79{21ー24、8ー14、27ー7、23ー11}56大東大

 

 スターターは、G西来実主将(理工4=鵬学園)、C大和千夏(文4=埼玉栄)、F佐藤美玲(文3=安城学園)、G沖咲月(文2=埼玉栄)、G新林未悠(理工1=湯沢翔北)。

 

 ディフェンスでの粘りが流れを引き寄せた。前半はシュートに決定力を欠き「自分たちの思うようなプレーができなかった」(山本涼菜・文1=浜松開誠館)。相手のディフェンスをかいくぐれず点を重ねることができない。29―38とリードを許した状態で折り返し、試合が動いたのは第3Q(クオーター)。「後半から気持ちを切り替えた」(山本)。開始直後の大和のシュートを皮切りに流れは一気に明大へ。「ディフェンス面で流れを作って攻撃につなげることを意識した」(山本)。体を張ったプレーで相手に思い通りの攻撃をさせない。さらに、相手のパスミスにつけ込んでボールを奪い、シュートを打ち込む場面も。その後は下級生を中心に積極的な攻撃を仕掛け、一気に逆転することに成功。第3Qだけで27得点を獲得した。続く第4Qでも攻撃の手を緩めることなくリードを守り切り、79―56と20点以上相手を突き放し、白星を飾った。

 開幕から2連勝と好調をキープしている明大。「とても良い状態でスタートを切ることができた」(新林)。悲願の2部上位昇格へ。まだまだ戦いは始まったばかりだ。

 

[宮本果林]

 

試合後のコメント

新林

――第3Q以降攻守かみ合い始めたが逆転できた要因はありますか。

  「ドライブで攻めて、それを決め切れたということやディフェンスで相手のやりたいことをさせなかったというのが1番大きいと思います」

 

――2戦終えてチームの雰囲気はいかがですか。

  「今のところ2連勝という良い形でこのリーグ戦のスタートを切れているのですごく良い感じです」

 

山本

――今日の試合を振り返っていかがですか。

  「最初やはり失点から入ってしまい流れが悪く、自分たちの思うようなプレーができなかったです。ですが、後半から気持ち切り替えてディフェンスで粘ったりしたことでオフェンスにもつながり結果良い形で終えることができました」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

  「自分たちの課題が試合の入りが悪く、早く点差を離したりすることができないことなので、試合の入りから自分たちの泥臭いプレーで良い入りで試合に勝てるようにしたいです」