関東学大に白星 スキを与えず試合を制する/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック
好調な滑り出しとなった。今季のリーグ戦の初戦となった今回の試合。前半から体を張り、相手のファウルを誘発する。攻守ともに積極的なプレーを見せ、順調に得点を重ねていき見事勝利を飾った。
◆9・25~11・7 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)
▼9・25 関東学大 (ウイング・ハット春日部)
〇明大72{22―16、19―12、18―8、13―19}55関東学大
スターターは、G西来実主将(理工4=鵬学園)、C大和千夏(文4=埼玉栄)、F佐藤美玲(文3=安城学園)、G沖咲月(文2=埼玉栄)、G新林未悠(理工1=湯沢翔北)
攻撃の手を緩めることはなかった。第1Q(クオーター)の出だしで流れに乗り切れていないようにも見えたが、それでも強気な姿勢で相手のファウルを奪う。与えられたフリースローの機会を落ち着いて自分たちの得点につなげ、勢いに乗っていった。相手が引いたその一瞬を見逃さず3Pシュートを決め、さらに相手のボールを奪い速攻でも点数を稼いでいく。リバウンドにも積極的に参加し、ボールを自身のモノにした。自分たちのミスもチームでカバーし合い、団結力を見せつけた。第3Qでも相手のファウルを誘い、得点を重ねていく。結局最後までほとんど点差が縮まることはなく試合は終了し、見事白星発進することができた。
「出だしでターンオーバーが続いてしまった」(西)と、スタートで波に乗り切れないところがチームとしての課題である。しかし、決してミスを恐れて萎縮したりはしない。「まずはチャレンジしないとどうしようもない」(沖)。選手たちは常に前を向いている。前進的な思考が昇格の懸かった今大会を勝ち進むカギとなるだろう。
次戦の相手は大東大。昨年度は新型コロナウイルスにより、昇格の機会が与えられなかった。今年度こそは2部Aリーグ昇格を実現させるべく、勝利をつかんでみせる。
[清水優芽]
試合後のコメント
西
――試合を振り返ってみていかがでしたか。
「出だしにミスが続いたりして最初は流れに乗れていなかったのですが、リーグ戦の初戦に勝つのと負けるのではこの先大きく変わってくるため、乗れていなかった中でも勝ち切れたという点は良かったと思います」
――リーグ戦での目標をお願いします。
「今年は上位2チームに入れば自動昇格なので、1位を取って最後2部Aに上がって終わりたいと思います」
佐藤
――今大会への意気込みをお願いします。
「4年生が最後ということがあるため、4年生が悔いなく終わってほしいと思っています。その中で自分が3年生としてすべきことは、今1年生で試合に出ている選手も多いのですが、初めての大会で大変なところもあると思うので、そういったところをカバーしながら次の試合でも戦っていきたいと思っています」
沖
――今後の課題はなんでしょうか。
「個人としては、2年生なので4年生や3年生が困っているときにもう少し声掛けなどをして1年生とかもプレーしやすくなるような環境をつくれるようになっていけたらと思います」
――今大会の目標を教えてください。
「勝ちにこだわりたいという気持ちはありますが、試合数も少ないため楽しくプレーしたい気持ちもあります。残りの大会を楽しみながら、すべきことをきちんとして勝っていきたいと思います」
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