
学習院大に快勝! 日本一に向けて好発進/第33回関東学生リーグ戦
幸先の良い滑り出しだ。延期となっていた第33回関東学生リーグ戦がいよいよ開幕した。初戦の相手は学習院大。序盤に流れをつくれず、第3Q(クオーター)終了時点でリードを許すまさかの展開に。しかし第4Qで9得点を挙げ、開幕戦を勝利で飾った。
◆8・14~12・27 第33回関東学生リーグ戦
※無観客試合のため、会場名は非公開。
▼9・20 対学習院大戦
〇明大11{0―1、2―0、0―2、9―0}3学習院大
前半は苦しい展開だった。「自分たちのラクロスができていなかった」(小山恭平・法4=古河三)。第1Q、DF(ディフェンス)のスキを突かれ学習院大が先制。その後はカウンターに次ぐカウンターで、両チームがゴール前にボールを運ぶもDFやG(ゴーリー)の堅い守りに阻まれる。試合が動いたのは第2Q。相手のミスからMF(ミッドフィルダー)加茂下輝(商3=国学院久我山)の強烈なショットが相手ゴールを揺らし同点に。「何が何でも決めてやるという感じだった」(加茂下)。さらに、AT(アタック)小山のランニングショットで逆転に成功。前半を1点リードで折り返す。
このまま流れを引き寄せたい第3Q。だが、学習院大に立て続けにショットを決められ再びビハインドに。「引退がよぎった」(MF阿部海斗・情コミ4=明大中野)。ゲームキャプテンがこう話すほどショックな2点だった。しかし、DF陣の体を張った守りで追加点は許さない。「DFは完璧だった」(阿部)。迎えた最終Q。「ここから逆転していくぞ」(小山)。声を掛け合い、士気を高めていく。ここから明大は怒とうの9得点。「流れを持ってこれた」(阿部)。殊勲の同点弾を放った阿部は試合をこう振り返る。終わってみれば11―3で快勝。格の違いを見せる結果となった。
次戦は、強豪・東大にサドンデスの末勝利した明学大との一戦。「あまり想定していなかった」(加茂下)。勢いに乗る相手にどう向かっていくのか。目標である学生日本一を達成するためには、絶対に勝たなくてはならない試合だ。「次は初っ端から押していきたい」(合田心平主将・法4=川越東)。悲願に向けてHUSKIESの挑戦が幕を開けた。
[桑原涼也]
試合後のコメント
合田
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「今日はひどかったです。本当にひどい方で。今日はオフェンスが最後頑張ってくれたので良かったですけど、最終的に点を取られなかったら負けないので、次回はゼロで抑える気持ちでやらないとやばいですね」
――主将として心掛けていることはありますか。
「まず1年間自分の行動が人に見られていることを意識して、誰よりも頑張っているところや真面目にやっているところを全体に見せようと思っています。あと今日はできなかったのですが、試合の中では自分のセーブでチームを盛り上げてもっとノリノリでいけたらなと思うので、次の試合ではそこを頑張りたいですし、そこに期待してほしいなと思います」
阿部
――DF面に関していかがでしたか。
「完璧でした。本来は10点取るのが目標でやっていて、逆に3Qで2点という中で、コーチも言っていましたが2点差ついたら勝負ありだったゲームをDFは絶対にもう1点取らせない状況で抑えてくれました。DFは完璧でした。ゴーリー以外は完璧でした。これは絶対(記事に)入れといてください(笑)」
――ゲームキャプテンの役割を教えてください。
「今年度主将がゴーリーでゲームに対しての中心ではなく、あまり関与できないので、代わりにMFの自分が中心となってやっています。自分次第でチームが落ちたら負けるし、上がったら勝てると今年1年やってきました。負けたら全部自分のせい、勝ったら俺のおかげとキックオフミーティングの時に言ったので今日それができて良かったです」
小山
――今日の試合の振り返りをお願いします。
「出だしが少し思うような試合展開ができなくて、相手に少しリードを持たせてしまいましたが、最終的に4Qで逆転して点差を広げることができて、自分たちのラクロスができたと思います」
加茂下
――今のチーム状況はどのような感じですか。
「最近は結構強いチームと練習試合も大差で勝つことができて、オフェンス力が結構上がっているので、次の試合もガンガン点を取って勝ちたいと思います」
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